まつやま眼科

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白内障の発症時期



白内障は、年齢性の変化で起こるため、
白髪と同じように、皆遅かれ早かれ発症します。

ところが、この白内障については、病気への理解はかなり低いようです。

聞いたことがある目の病気や老化現象に関するインターネット調査では、
老眼89.1%と最多で、白内障73.7%緑内障67.3%と続いています。

7割以上の人が白内障を認知していた一方、
91.7%の回答者は、80歳以上ほぼ100%の人が発症する疾患とは認識していませんでした。

また、50歳代30%以上白内障を発症しているという点も、
81.3%の人がが知りませんでした。

視覚に影響を及ぼす疾患や老化現象に対する正しい知識が不足する一方、
五感の中で最も重視する感覚として「視覚」と答えた人が83.3%もいました。
ただし、定期的眼科健診を受けている人は、半数未満の46.2%でした。

つまり、白内障という名前を知られていても、
実態を知る人ほとんどいないことがうかがえます。
いまや、白内障日帰り手術も可能になりましたが、
適切な手術のタイミングは人によって異なるので、やはり定期的眼科健診が重要です。

院長まつやま

2020-10-28 08:40:20

近視



近視とは、目の中に入った光のピントが合う位置が網膜の前方になってしまう状態をいいます。
つまり、近くのものははっきり見えますが、遠くのものがぼやけてみえます。

近視の要因は大きく分けて2つあります。
一つは遺伝的要因で、もうひとつは環境要因です。

遺伝的要因は、先祖や両親から受け継いだ遺伝子による近視です。
遺伝子は、遠い祖先から受け継がれているものですので、
例え両親に近視がなくとも、受け継いだ遺伝子の中に近視の遺伝子が含まれていることもあります。

遺伝的要因から発症する近視は、目の前後の長さ(眼軸長)が長くなることが原因であり、
成長とともに近視が増悪します。
この手の近視は根本的な治療法がまだ確立されていないため、
近視の進行のたびに眼鏡コンタクトレンズ度数を調整していく必要があります。

また環境要因とは、屋外活動の減少や、近い所を見る作業の増加などが挙げられています。
近い所を見続けることによって、目の中のピントを調節する筋肉(毛様体筋)が緊張したままの状態となり、
仮性近視調節緊張といわれる状態となります。

この環境要因による近視は毛様筋の緊張低下により改善するため、
昔から遠くの山を見ると目にいいとか目を休めると視力が良くなるといわれる所以です。
現在は、毛様体筋の緊張を和らげる点眼治療がありますので、
約3か月を目安に点眼治療を行います。
しかし、この点眼は同時に散瞳作用(瞳を広げる作用)の副作用もありますので、
昼間に点眼すると生活に支障をきたすため、就寝時に点眼をする必要があります。

実際の臨床の現場では、近視のお子さんに来院してもらった場合、
遺伝環境のどちらの要因から近視が発症しているかを診断することは実質的に不可能であり、
まずは点眼治療から開始してみることが多々あります。

通常は、診断をつけてから治療を開始しますが、
この手の疾患は、治療の反応をみながら診断をつけていくことから、診断的治療といわれます。
点眼治療に反応しない場合は、お子さんが授業やテレビを見るときに支障が出るようであれば、
眼鏡コンタクトレンズの処方をさせていただくこととなります。

院長まつやま

2020-10-27 08:43:27

秋の花粉症



花粉症スギ花粉の飛散シーズンに発症する人が多く、
いまは、春の風物詩にもなっています。

ところが、が深まるこの時期にも、花粉症が流行します。

春の花粉症の原因は、主にスギヒノキ、カバノキ科などの木の花粉です。
一方で、秋の花粉症の原因は、イネ科の草やブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの草の花粉によります。
イネ科といっても、問題となるイネ科の草は田んぼに実っている稲ではありません。
花粉症の原因となるイネ科の植物はたくさんあり、
4~7月カモガヤハルガヤ6~8月ギョウギシバ
5~8月オオアワガエリ8月~9月アシススキなどのイネ科花粉が多く飛散します。

しかし、もっとも多くの原因となる秋の花粉症は、ブタクサヨモギです。
これらは日本全国に発生する植物であり、9~10月に飛散のピークを迎えます。

ブタクサはキク科の一年草で、原産は北アメリカであり、
黄色くて小さな花を大量につけます。
実際に、原産地である北米大陸では、花粉症といえばブタクサがメインであり、
全人口の5~15%ブタクサ花粉症との統計もあるそうです。

一方のヨモギはキク科の多年草で、日本全国に自生しています。
昔から、草餅の材料に使われたり、お灸のもぐさや漢方の原料にもなっていますが、
この時期には花をさかせ、多量の花粉を飛ばします。

また、あまり聞きなれないかもしれませんが、カナムグラも有名です。
長くつるを伸ばし周囲に絡みつき、辺り一面を覆ってしまうほど、繁殖力が強いとされています。

いづれも症状は、アレルギー性結膜炎アレルギー性鼻炎として現れてきますので、
春の花粉症と同様の所見が出てくる場合には、点眼内服による治療が必要となります。

院長まつやま

2020-10-26 08:26:42

目の健康への過信



自分の健康は自分が一番よくわかっているはずだ」、
と思っている人は多いかと思います。

アメリカでのオンライン調査では、
81%の人が「自分は目の健康に関する知識がある」と答えています。

しかし、アメリカでの失明
原因の3大疾患が、
緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症であることを正しく回答できた人は、
わずか19%しかいません。


視力に関しては、例え視力が低下していても、脳が視覚情報を勝手に補うため、
視力が低下していることに自分自身が気づきにくいことが知られていますが、
その事実を知っている人は、半数以下の47%だけです。

さらに、
失明に至る前に自覚症状が現れるとは限らないということを知っている人は37%
視力低下
が社会的孤立やうつ病などに関連していることを知っていた人は24%しかいませんでした。

もともと、
がん脳卒中心疾患などの重篤な疾患に対する不安よりも、
人々は
視覚障害を恐れる傾向があることが、別の調査で示されています。
しかし、そのような恐れを抱いているのにも関わらず、
多くの人が視覚障害についてほとんど知らないことが今回の調査で明らかになりました。

実際に、重篤な視力障害なって初めて、眼科に受診する患者が多くなってきています。
これは、目の健康について過信していることからきている可能性が高く、
眼の疾患について自分自身で学び、眼科で診察を受けることが大切です。

ちなみに、健康な成人の方は、40歳になるまでに眼科での基礎検査を受けるべきであり、
65歳以上では年に1~2回以上の頻度での
眼科検診が推奨されています。

院長まつやま

2020-10-23 08:45:19

CL容器の交換時期

コンタクトレンズCL)は、1日使い捨てCL以外は容器で保存して、また使いまわします。

しかしながら、CLは交換するのに、その保存容器交換してない方も多いのではないでしょうか。
中には、買った時のままの保存容器をずっと使い続けている方もいるのでは、と思います。

保存容器の適切な交換時期については、詳しく述べられていないのが現状ですが、
アメリカ眼科学会では3か月に一度交換を推奨しています。

彼らの推奨によると、
保存容器洗浄時も、水ではなくCL液を満たして洗浄し、液を捨てた後は、
清潔なペーパーでふき取り、キャップをはずして伏せておく、のが正解だそうです。
また、CLを時々しか装用しない人は、使用する日の前夜に、一度消毒し直すことも推奨しています。
CL液の効果は時間の経過とともに薄まり、容器内で微生物の増殖が起こる可能性があるからです。

細かいことまで言われると耳が痛くなりそうですが、
敏感な目と視力を守るための提言です。

さらに大事なことは、
眼の痛み、不快感、充血、視力障害などのトラブルが生じた場合は、
すぐにCLを外して眼科に受診することです。

CLは視力矯正の手段としては最も一般的であり、
装用年齢もますます低年齢化しつつあります。
保護者の方が、CL保存容器についての知識をしっかりと持ち、
目のトラブル時の眼科受診についても早期に勧めることも必要となってきています。

院長まつやま

2020-10-22 08:55:17

白内障術後の網膜剥離



白内障年齢性の変化であるため、誰もが必ず発症します。
日常生活に支障が出てくるくらい視力が低下してくると、
白内障手術を行い、視力の回復を図ります。

いまや、白内障手術は日本で年間130万眼の白内障手術が行われ、
手術手技もかなり洗練されたものとなってきています。

ところが、白内障手術後のまれな合併症として、網膜剥離の発症があげられます。
特に白内障術中合併症が起きた症例には、
術後に網膜剥離が起こりやすいことが以前から知られていましたが、
具体的な頻度についてははっきりしていませんでした。

イギリスで行われた4万8千眼白内障手術の調査では、
0.21%にあたる131眼に、術後の網膜剥離が発症しています。
そのうち、実に27%にあたる36眼は、白内障の術中破嚢といわれる合併症を起こした患者でした。

より長期予後を観察した別の調査では、白内障術後10年間で、
網膜剥離の発症率は0.8%まで上昇することが報告されています。
また、研修医が行った白内障手術のほうが有意に術後網膜剥離の発症率も上昇していました。

やはり白内障手術といえども、合併症を起こさないための技術工夫が必要となります。
ひとえに白内障といえども、はじめから水晶体の固定が悪い症例、
瞳孔が小さく散瞳しにくい症例、過去に炎症や外傷を起こしたことのある症例など、
さまざまな白内障があります。
あらかじめ、各症例に応じて、イメージトレーニング器具類の準備をしておくことも大事ですし、
もし合併症が起こった時の対処も大切となってきます。

先の白内障手術合併症後の網膜剥離の発症は、
破嚢後に水晶体の後方の硝子体の処理が不十分なことが原因と推測されます。

日本でも超有名な白内障サージャンが、合併症を起こすと患者を他院に搬送するという、笑えない話もあります。

白内障手術を検討するときには、もし合併症が起きたときに、
十分にそれを対処できるだけの技術器械が備わっている施設かどうかを十分に確認しておくことも、
安心して手術を受けるポイントのひとつです。

院長まつやま

2020-10-21 12:39:34

網膜色素変性症へのiPS細胞移植成功



神戸市立神戸アイセンター病院理科研などの研究チームは、
iPS細胞から目の網膜で明るさや色を感知する視細胞のシートを作り、
網膜色素変性症という目の難病の患者に移植する手術を、
世界で初めて実施し、成功したことが、10月16日に発表されました。
今後は安全性のほか、物を見る機能が変化するかどうかを、1年かけて評価します。

網膜色素変性症は、視野が徐々に狭くなり、視力が低下し、
進行すれば失明することもある病気で、国内の患者は3万人前後とみられています。

今回は安全性の確認が主な目的のため、劇的な視力回復は見込んではいません。
あくまでも、経過を詳細に分析し、今後の治療開発につなげるのが主な目的です。

研究では、もともと拒絶反応の少ない健康な人から採取し、
京都大で備蓄しているiPS細胞を培養し、立体的な網膜の組織を作製。
そこから視細胞を含んだ直径1ミリ、厚さ0.2ミリほどのシートを作り、
それら3枚網膜に移植しました。

移植された女性は、手術前、かなり症状が進行しており、明暗が分かる程度の状態だったといいます。
手術は2時間ほどかかり、特に術中合併症なく、終了したとのことです。

この臨床研究には、網膜色素変性症の患者2人が参加予定であり、
もう1人の手術も年度内に行う予定とのこと。

iPS細胞臨床応用は、同じ研究グループによって、
2014年に世界で初めて、加齢黄斑変性症の患者さんに対して行われています。

iPS細胞を用いた再生手術により、眼科疾患をはじめ、
多くの不治の病とされてきた病気の治療法が開発されることが望まれます。

院長まつやま

2020-10-20 08:47:53

非処方CLに警鐘



毎年この時期は、ハロウィーンの仮装をあれこれ考える楽しい時期でもあります。
なかには、衣装だけではもの足らず、
コンタクトレンズも奇抜なデザインのものを装用しようとするツワモノもいます。

この傾向は、ハロウィーンの本場、アメリカでも同様のようです。
アメリカの眼科学会は、このような非処方のカラコンに対する警鐘を鳴らしています。
同学会の懸念事項と、患者用の推奨事項は以下の通りです。

【非処方装飾用コンタクトレンズによる懸念事項】

 1. 店頭販売のレンズは、個人に合ったサイズ調整をしていないため、眼障害が起こりやすい。

 2. 装飾用レンズは、角膜潰瘍を引き起こすことがある。

 3. 角膜擦過潰瘍から細菌、ウイルス、アメーバに感染しやすくなる(装飾用レンズの使用者は角膜炎リスク16倍以上)。
 4. 放置すると手術が必要となったり、失明することもある。

【安全に関するガイドラインに記載された推奨事項】

 1.装飾用コンタクトレンズは、眼科専門医からのみ購入する。

 2.眼科医や検眼医の検査に基づく処方箋の発行を受け、診断、治療、視力変化の管理調整してもらうこと。

 3. CL処方には眼検査処方箋は不可欠であり、便利な宣伝文句に乗せられないこと。

 4.感染症にならないように、指示通りにレンズを洗浄、殺菌、装着すること。

 5.コンタクトレンズを他者と共有せず、期限切れのレンズを使用しないこと。

 6.目の充血、違和感などが気になったら、レンズを外して直ぐに眼科を受診すること。

国が変わっても、非処方CLの懸念はかわりません。
参考にされてください。


院長まつやま

2020-10-19 08:56:32

糖尿病網膜症とAI



糖尿病網膜症は、黄斑部浮腫が生じたり、硝子体出血を発生しない限りは視力には影響が少なく、
検診を行わなければ見逃される病気です。

また、糖尿病網膜症は、眼底の周辺部から発生するため、
眼科医による散瞳下での眼底精査や、広角眼底カメラによる観察が必要です。
さらに、糖尿病網膜症の進行を確認するためには、
蛍光眼底造影検査光干渉断層撮影OCT)を用いた血管撮影が必要となります。
したがって、一度、糖尿病と診察されれば、眼科への定期的な受診は必須となります。

ところが、糖尿病の治療は受けながらも眼科受診していない患者は、
前提の半数以上にのぼると推測されています。

それを補完するものとして、人間ドック内科での眼底カメラ撮影が行われていますが、
眼科以外の科の医師にとって、糖尿病網膜症診断は容易ではありません。

アメリカでは、2018年に、眼底カメラAIを搭載し、
糖尿病網膜症スクリーニングを行う機器が、FDAにより承認されました。

この自動判定システムは、主には内科かかりつけ医が使用することを想定しています。
通常の眼底カメラを用いて眼底を撮影し、これがクラウドに転送されます。
AIがこの画像を解析し、糖尿病網膜症を診断します。
結果は1分以内に送付され、
眼科専門医紹介する」か「12か月以内再撮影を勧める」の結果が表示されます。

欠点としては、眼底撮影が周辺部まで撮影できないため、
早期網膜症を見逃してしまう可能性あることです。
また、AIによって眼科専門医におくられた時には、
すでに網膜症進行してしまっている可能性が考えられます。

しかしながら、眼科に受診していない間に、
失明手前まで進行してしまうような網膜症を未然に防ぐ意味では、
このようなシステムは有用かと思います。


院長まつやま

2020-10-16 08:55:16

麻酔の日



10月13日麻酔の日とされているのをご存知ですか?

手術をするためには、痛みを和らげる麻酔は必要不可欠の手技です。
われわれ眼科医は、少なくとも外来手術では、点眼麻酔局所注射麻酔など、
局所麻酔しか用いることはありません。

しかし、外科脳外科整形外科など、全身管理を必要とする手術では、
手術中の鎮痛筋肉の弛緩沈静(意識消失)を必要とするため、
全身麻酔はなくてはならない手技です。

世界初全身麻酔は、1804年日本で行われています。
この時に使われた麻酔薬は、チョウセンアサガオトリカブトなどを調合したものだったそうで、
この全身麻酔により、乳がん全摘手術を無事成功させています。

これを記念し、日本麻酔科学会によって、毎年10月13日麻酔の日と定められました。

ちなみに海外で初めての全身麻酔は、1846年アメリカで行われたとのことですので、
日本での全身麻酔手術がいかに早期に行われたかがよくわかります。

ちなみに、この時はジエチルエーテルによる吸入麻酔が使われていたとのことです。
エーテルは融点が低いために、手術室ガス爆発が起きやすく、
現在は先進国では使われなくなっています。

現在の医療にはなくてはならない全身麻酔ですが、
吸入麻酔薬の種類は進歩してきているものの、
意外にも、その作用機序はいまだによくわかっていなそうです。

院長まつやま

2020-10-15 08:40:35

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