まつやま眼科

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医薬品業界の2010年問題

医薬品は、基本的に新薬を開発したメーカーが独占的に販売できますが、その独占権、つまり特許20と決められています。
かつて1990年代に生活習慣病関連の大型新薬が次々と発売され、大きな利益をあげてきましたが、2010年代には次々とそれらの特許がきれてしまうため、業界では「
2010年問題」といわれています。
実際に2010年代には、日本でもジェネリックをうたうテレビのCMがバンバン流され、ジェネリックの製薬会社の躍進が目立ちました。
一方で、これまで大型新薬を発売していた先発メーカーの利益の落ち込みは激しく、生き残りのために医薬品業界での業界再編が一気に進み、企業の買収や合併があいつぎました。
例えば、いまや世界最大の製薬業者ファイザー3つの大手製薬会社を買収しましたし、昨年には日本で最大手の武田製薬がシャイアーを7兆円(?)という超巨額にて買収し、話題になりました。
ジェネリック医薬品にますますシェアをうばわれ、一方で新薬開発のコストとリスクもどんどんあがるような状況はしばらく続くと予想され、製薬会社同士の買収や合併は今後も続く可能性が高いとされています。

われわれが健康にいきていくために必要な薬ですが、国の政策や企業どうしのマネーゲームにまきこまれて、患者さんの不利益やわれわれ医療関係者にしわよせがくることだけは避けていただきたいものです。

院長まつやま

2019-03-23 08:55:52

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オンライン診療の指針更新

オンライン診療とは、昨年に認可された、パソコンやスマホを通じて診察することのできるシステムで、もともとは生活習慣病などの慢性疾患において、定期的な診療の一部をオンライン診療とし、利便性の向上やコンプライアンスの向上を図ろうとする試みです。
ところがこのようなシステムを悪用し、不適切な診療・処方を行う事例が散見され、厚労省も指針を更新しました。

主な不適切事例は、勃起不全症脱毛症に対してオンライン診療のみで処方した事例など、ほとんどが美容形成がらみのもので、その他にも、性感染症季節性アレルギー性鼻炎に対してオンライン診療のみで処方したものなどがあったとのこと。
確かに、某大手美容外科のテレビCMにも、「脱毛症のオンライン診療可」との文字が躍っていましたね。
医師法では、診療せずに治療薬をだすことを禁止しており、これらの病気をオンライン診療だけで診療完結とすることは医師法にも抵触する可能性があるため、今回の指針では、これらの病気をオンライン診療の対象からはずす処置をとりました。
また緊急避妊薬(希望しない性行為後のアフターピル)のオンライン処方についても意見が分かれており、審議が継続されることになっています。
今後、オンライン診療を行う医師の研修を必修化したり、オンライン診療の広告の適正化を図るなどの対策とともに、オンライン診療の対象疾患の適正拡大を目指し、年1回以上の指針更新をしていくとのことです。

院長まつやま

2019-03-22 08:52:58

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人工虹彩移植

私たち日本人が一般的に茶目と呼ぶ虹彩は、人によって生まれつき部分的に欠損していたり(ぶどう膜欠損)、虹彩がまったく育たなかったり(無虹彩症)、外傷によって虹彩が損傷され、断裂している人がいます。
このような人に行う
人工虹彩移植は、通常は白内障手術と同時に行い、人工虹彩を本来の虹彩の裏側に移植するため、角膜への影響も少なく、術後のまぶしさの軽減や視力の向上に寄与します。

しかし中には瞳の色に対するコンプレックスが強いあまり、瞳の色を根本的に変えたいという美容目的のためだけに人工虹彩を移植しようとする人もいます。この美容目的の虹彩移植はシリコン製の人工虹彩を本来の虹彩の前に移植し、虹彩を覆うように位置を調整するために角膜への影響が強く、術後に角膜内皮障害をはじめ、視力低下、眼内圧上昇、白内障、虹彩およびその周囲の炎症、失明などの合併症を起こすことが報告されています。

実際に2012年に虹彩移植の合併症患者714眼を検討した調査では、白内障9眼)、緑内障7眼)、インプラント除去術中の出血1眼)等の合併症が見られ、最終的に6眼に角膜移植を、また714眼全員に人工虹彩の除去を必要としたとのことです。

現在では瞳の色を変える選択肢としてカラコンもあるため、人工虹彩移植を整形手術の延長のように安易に考えるのではなく、術前に瞳の色と視力とどちらが大事なのかをしっかりと考えてほしいものです。

院長まつやま

2019-03-20 08:56:25

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2019年医師国家試験

医師になるための最後の難関、2019年の医師国家試験の合格者が昨日、発表されました。
医師国家試験は今年で113回目を数えるとのこと。全体の合格率は89.0%で、過去10年間で2番目に低い値だそうです。
医師国家試験の問題数は全400問で、一般問題と臨床実地問題にわかれて質問されますが、一番の特徴は
禁忌肢問題があることでしょうか?
これは、絶対に選んではいけない選択肢のことであり、どんなに点数が良くても、この選択肢を3つくらい選んでしまうと不合格となってしまうという、いわば地雷問題です。

ちなみに今回の医師国家試験で合格者100%をだしたのは自治医大のみで、以下、合格者ランキングは順天堂大学、弘前大学と続きます。意外にも、医師国家試験の合格率は医学部入学時の偏差値とは全く関係なく、上位10位の中に国公立は、大阪市立、横浜市立、筑波大の3つしか入ってないという寂しい結果でした。ちなみに医学部入学時に最も偏差値の高いとされる慶応大16位、天下の東大53位、わが広大67位…と散々たる結果です。やはり医学部に入ってから国家試験を受けるまでの6年間で、人は大きく変わるものなんですね。

実際に、医学部の学生の時の成績が医師になってからの評価と並行しない人を私も何人も知っていますので、今年晴れて医師免許を勝ち取った後輩たちも、今後2年間の臨床研修システムで、臨床能力を習得するための努力だけでなく、医師としての考え方、姿勢、患者さんとの向き合い方…等を現場で研修し、それぞれの理想とする医師像になっていただくことを期待しています。

院長まつやま

2019-03-19 09:56:19

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薬のネット販売

一般的に医薬品は医師の処方箋がないと処方することができないシステムですが、いわゆる市薬品は一般用医薬品とよばれ、医師の処方箋は必要ありません
この一般用医薬品は、最高裁の判断にて改正薬事法が施行され、2014年からネットでの販売が解禁となりました。しかしいまだに規制は厳しく、医療用から転用されたもので市販薬の承認を受けて間もない薬は、薬剤師の対面販売が義務づけられており、原則として3年間は安全を評価する期間が設けられ、ネットで販売できないことになっています。
これを不服として、ネット販売大手の楽天が国を相手に、市販薬のネット販売の規制緩和の訴えを起こしていました。
楽天側は「営業の自由を保障する憲法に違反する」との訴えでしたが、東京高裁は「規制は安全性評価が確定していない薬の不適切な使用を防ぐことが目的であり、合理性がある」との判断で、楽天側の敗訴が確定。なかなか薬の規制の壁は高いようです。

国内ではまだ20品目しかネット販売の対象になっていませんが、ネットでの海外からの薬剤輸入に関してはほとんど規制がなく、ほぼ野放し状態であり、国の薬事規制として整合性がないように思います。国内の市販薬のネット販売も、健全な市場として、もっと国が先導して種類を増やしていただきたいものです。

院長まつやま

2019-03-18 08:45:20

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世界緑内障週間-緑内障の失明率

毎年3月上旬の1週間は世界緑内障週間に定められ、緑内障啓発のための国際的イベントが世界各国で行われます。今年は310日(日)から16日(土)までがその期間に当たり、広島でも宇品大橋がグリーンにライトアップされる予定です。写真はライトアップされた神戸タワーです。
そこで、今週は緑内障ネタを集めてみました。


緑内障は失明につながる病気であることはよく知られていますが、緑内障による失明率についての調査は、意外にも、今まで報告がありませんでした。この度、アメリカで45年の長期にわたって緑内障の失明率を調査した報告がなされました。

1965-2009年の
45年間に診断された緑内障の患者さんの失明率は、最初の15年間では25.8だったのに対し、後半の20年間では13.5に減少していました。
これを一般集団の失明率で比較すると、緑内障の診断後10年以内に失明した人は、10万人あたり8.7から5.5に減少していました。
しかし、1981-2000年の20年間に緑内障と診断された人の15は、失明まで進行していました。

40歳以上の緑内障患者は、米国で270万人、世界中で6050万人、また日本でも400万人いると推測されています。
診断基準の変更や新しい治療、また緑内障管理の改善等により、個々の患者さんが恩恵を受けていることは間違いありませんが、集団レベルでみると、依然としてまだ高い失明率であることがわかりました。

やはり
緑内障の早期発見が最も大事ですし、そのためには緑内障という病気そのものの啓発活動が引き続き必要かと思います。

院長まつやま

2019-03-16 08:46:30

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世界緑内障週間-緑内障と運動

毎年3月上旬の1週間は世界緑内障週間に定められ、緑内障啓発のための国際的イベントが世界各国で行われます。今年は310日(日)から16日(土)までがその期間に当たり、広島でも宇品大橋がグリーンにライトアップされる予定です。写真は新潟ビッグスワンのライトアップです。そこで、今週は緑内障ネタを集めてみました。

緑内障眼圧は切っても切れない仲ですが、眼圧はさまざまな状況で変動します
1日の中で眼圧が変動する
日内変動は、変動幅が大きいほど緑内障が進行する可能性が報告されていますし、冬に眼圧が高くなる季節変動はその時期だけ緑内障の目薬を増やすこともあります。
また一時的に眼圧に影響する因子として、
運動アルコール摂取は一時的に眼圧を下げますし、逆に喫煙カフェイン過度の飲水は眼圧を上げることが知られています。

これらの一時的な眼圧変動の因子については、良くも悪くも緑内障への影響はないと考えられてきました。
ところが
運動に関しては、緑内障の治療効果がある可能性が昨年10月に報告されています。運動により眼圧が低下しただけでなく、緑内障による視野障害の進行が緩やかになったというものです。
もともと運動は昔から多くの生活習慣病や慢性疾患に対して予防的に働くことはよく知られていますが、もし緑内障にも効果があるとすれば患者さんにとっては朗報です。
また
緑内障の患者さんにはうつ不安症の方の割合も多いといわれていますが、運動はこれらの症状も改善させるとのこと。まさに運動は一石二鳥、いや三鳥以上の効果がありそうです。
報告によると、11000歩の歩数や30分の起立姿勢くらいの運動でも視野にいい影響が出たとのことです。

「点眼をさして後は神まかせ」というよりは、ぜひ簡単な運動からでも始めてみてはいかがでしょうか?

院長まつやま

2019-03-15 08:49:13

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世界緑内障週間-スマートによる眼圧測定

毎年3月上旬の1週間は世界緑内障週間に定められ、緑内障啓発のための国際的イベントが世界各国で行われます。今年は310日(日)から16日(土)までがその期間に当たり、広島でも宇品大橋がグリーンにライトアップされる予定です。写真は大阪通天閣のライトアップです。そこで、今週は緑内障ネタを集めてみました。

スマート」とはセンサーを内蔵したコンタクトレンズです。このセンサーは眼圧を無線で送信し、経時的な眼圧の変化を記録することができます。
緑内障の評価は一般に眼圧で行われますが、眼圧が一般的に上昇しやすい夜中に眼圧検査を行うことは現実的には不可能です。私も20年前には緑内障の検査入院として、夜中も含めて3時間ごとに患者さんの眼圧を測定していた時期もありましたが、患者さんとドクターともに疲弊し、一般的な検査としてはとても成立しません。
実際にこの
スマートレンズにより、緑内障点眼の眼圧下降を評価することはもちろん、24時間の眼圧の経時的変化から、緑内障の進行リスクの判定にも有用なことが分かりました。つまり、夜中に眼圧の急勾配が多いほど緑内障の進行が速いことが確認されたのです。

将来的には、スマホで眼圧のセルフチェックができるようにしたいとのこと。
特殊なコンタクトとスマホで緑内障の管理や緑内障進行リスク判定が簡単にできる時代もそう遠くはないかもしれません。


院長まつやま

2019-03-14 08:45:49

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世界緑内障週間-緑内障の危険因子


毎年3月上旬の1週間は世界緑内障週間に定められ、緑内障啓発のための国際的イベントが世界各国で行われます。今年は310日(日)から16日(土)までがその期間に当たり、広島でも宇品大橋がグリーンにライトアップされる予定です。写真はライトアップされた小倉城です。そこで、今週は緑内障ネタを集めてみました。

緑内障は日本での失明原因の1ですが、アメリカでも失明原因の第2位です。アメリカ眼科学会は定期的に眼病の啓発と提言を行っていますが、以下は同学会が提示した緑内障の危険因子です。

緑内障のリスクに関連する因子として
1
40以上、(2)アフリカ系、アジア系、ヒスパニック系、(3眼圧が高いといわれたことがある、(4遠視または近視、(5眼外傷の既往がある、(6角膜が薄い、の6つを挙げています。この他、糖尿病、片頭痛、高血圧または貧血の合併も危険因子と述べています。

アジア人であるわれわれ日本人は、白人よりもさらに緑内障になりやすいことが知られています。緑内障は一般的には無症状ですが、すでに早期の段階で永久的かつ不可逆的な視神経のダメージが進行してきており、すぐにでも視力低下が起こり得る状態です。
失明を回避し、この病気にうまく対処するには早期発見が最も重要ですので、上記の危険因子にピンときた方は早めの受診をお願いします。

院長まつやま

2019-03-13 08:48:18

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世界緑内障週間-前視野緑内障

毎年3月上旬の1週間は世界緑内障週間に定められ、緑内障啓発のための国際的イベントが世界各国で行われます。今年は310日(日)から16日(土)までがその期間に当たり、広島でも宇品大橋がグリーンにライトアップされる予定です。写真は伊勢の大鳥居のライトアップです。そこで、今週は緑内障ネタを集めてみました。

緑内障眼圧により視神経がダメージをうけ、その部分に相当する視野が障害される病気です。10年前までは、緑内障の早期発見には視神経乳頭陥凹といわれる視神経のダメージを、いかに早期にみつけるかが診断のカギでした。
ところが
OCT(目のCT検査)がでてきてからは、緑内障の早期診断が一変します。
今までヒトの主観でみていた視神経変化のはるか前から、このOCTを使って網膜や視神経のダメージを簡単に可視化できるようになったからです。あまりにも早期に発見できてしまうため、まだ視野障害に至っていないような極早期の緑内障まで発見できるようになってしまいました。そこで最近、このような極早期の緑内障を「
前視野緑内障」と呼ぶように統一されました。
問題は、このような極早期の緑内障に対していつから治療をはじめるのが適当か、ということです。
実はまだ統一された見解はありませんが、
視神経乳頭の出血網膜のダメージ部の拡大、年齢、家族歴、高度近視などを総合的に判断して、前視野緑内障の治療をはじめるのが無難なようです。
当院にも最も感度がいいとされているニデック社製のOCTが装備されていますので、40歳以上の方は緑内障の検診をされてみてください。

院長まつやま

2019-03-12 10:30:26

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