まつやま眼科

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670. スマートフォン

いまや現代人の必須アイテムとなったスマートフォンスマホ
電車内や駅で、皆が一様に
こうべを垂れている姿は、まるで宗教の儀式のようです。

最近の
スマホはますます高性能となり、
カメラ音楽再生は当たり前、録音機能は学会や会議で重宝しまくり、
咄嗟の外人との会話にも翻訳機として活躍するなど、まさに最強のツールです。

一方で、
スマホに異常をきたす可能性は、発売当初からずっと指摘されています。
例えば、
脳腫瘍との関連性や子供の脳の発育に影響する可能性などです。

2017年には、カリフォルニアの公衆衛生局が、
脳を電磁波から守るために、スマホを体から遠ざけよ」とのガイドラインを発表し、全米で大騒ぎになりました。

また
スマホ子どもの脳への影響に関しても、
インターネット習慣の多い小児の
大脳皮質にMRIで発育不全がみられるとする報告や、
急性の内斜視をきたした報告があります。

われわれ利用者には非常に便利で、生活になくてはならないツールとなったスマホですが、
今後の共存にためには、更なる調査と知識の集積が必要です。

院長まつやま


2022-08-01 13:20:15

669. 緑内障治療の継続率

緑内障の治療は、進行の予防がメインとなるので、
一生継続しなければいけないことが、患者さんのストレスになっています。

緑内障の治療継続の調査では、
開始後3か月約3割の方が中止され、12か月後には4割の方が中止されています。
しかし、その後は開始3年後まで、ほぼ脱落者はいないとの報告でした。
つまり、治療開始初期の脱落を抑制できれば、治療を継続してくれる可能性が高いと思われます。

治療開始初期で治療を脱落してしまう原因としては以下のような理由が推測されます。

まずは、緑内障という病気への理解不足
緑内障は治る病気ではなく、
うまく付き合っていかなければいけない病気であることをもっと啓蒙していかなくてはなりません。

次に、家族のサポートなどの環境的な要因
緑内障は高齢者ほどかかりやすい病気であるため、
本人がしっかりと点眼しているかの確認や、定期的な診察には家族の方のサポートを必要とします。

また、われわれ医療者側が患者さんへの説明が不十分な側面も否定できません。
忙しい外来の中、緑内障という病気をゼロから説明して理解をしてもらうには限界がありますので、
緑内障のパンフレットを手渡すなどして、複数回に分けて、少しづつ理解してもらうことが必要です。

最後に、緑内障点眼の副作用などの治療の要因
これも、ある程度、点眼の副作用についての説明を事前にしておけば、
副作用発症時の対応がスムーズかと思います。

治療の継続率を上げていくには、これらの問題点をひとつずつ解決していく努力をしていく必要があります。

院長まつやま


2022-07-26 08:58:29

668. 糖尿病網膜症とAI

糖尿病網膜症は、黄斑部に浮腫が生じたり、硝子体出血を発生しない限りは視力には影響が少なく、
検診を行わなければ見逃されがちな病気です。

また糖尿病網膜症は、眼底の周辺部から発生するため、
眼科医による眼底精査や、広角眼底カメラによる観察が必要です。
さらに糖尿病網膜症の進行具合を確認するためには、
蛍光眼底造影検査光干渉断層撮影OCT)を用いた血管撮影が必要となります。
したがって、一度糖尿病と診察されれば、眼科への定期的な受診はが必須となります。

ところが、糖尿病の治療は受けているものの眼科受診していない患者が
全体の半数以上にのぼると推測されています。

それを補完するものとして、人間ドック内科での眼底カメラ撮影が行われていますが、
糖尿病網膜症診断は容易ではありません。

アメリカでは、眼底カメラの映像をAIで判定し、
糖尿病網膜症スクリーニングを行う機器が2018年に承認されています。

この自動判定システムは、主には内科かかりつけ医が使用することを想定しています。
まずは通常の眼底カメラを用いて眼底を撮影し、これがクラウドに転送されます。
AIがこの画像を解析し、糖尿病網膜症を診断します。
結果は1分以内に転送先に送付され、
眼科専門医に紹介する」か「12か月以内の再撮影を勧める」の結果が表示される仕組みです。

欠点としては、眼底撮影が周辺部まで撮影できないため、
早期の網膜症を見逃してしまう可能性あることです。
また、AIによって眼科専門医に紹介する時には、
すでに網膜症進行してしまっている可能性が考えられます。

しかしながら、眼科に受診していない間に、
失明手前まで進行してしまうような網膜症未然に防ぐ意味では、
このようなシステムは有用かと思います。

院長まつやま
この記事は2020年8月のブログを編集したものです。

2022-07-22 08:37:15

667. はやり目

いよいよ梅雨が明け、本格的なの時期にはいりましたが、
この時期から増える病気としてはやり目があります。

はやり目とは、専門的には、流行性角結膜炎といわれる、目のウイルス感染です。
流行りの新型コロナウイルス感染症とおなじく、ウイルスによる感染症ですので、
非常に感染力が高いのが特徴です。

特に学校では集団感染の恐れがあるため、学校法定伝染病に指定され、
発症すると学校を休まなければなりません。

原因はアデノウイルスによる粘膜感染です。
目がゴロゴロする、目が赤い眼脂で目が開かない、が止まらない、などの症状で発症し、
発熱や、耳前リンパ節が腫れたりすることもあります。

角膜という黒目の部分に炎症が及ぶと、
角膜混濁を来たし、数か月の間、視力が低下することもあります。

新型コロナウイルスのような飛沫感染はなく、
あくまでもウイルスを介した接触感染で広がります。
しかし、感染力が強いため、感染している人の眼脂を介して、
ドアノブやエスカレーターの手すり、家族で共用するタオル、風呂やプールの水など、
いろいろな経路で感染が拡大するために、感染予防には注意が必要です。

迅速にウイルス診断を確定するための検査キットがあるため、5分から10分程度で診断が可能ですが、
それでもウイルス量が少ない時には、検査をすり抜ける症例もあります。

治療に関しては、アデノウイルスを直接殺す点眼は存在しないため、あくまでも対症療法となります。
基本的には、身体がウイルスに対する免疫を獲得するまで、約2週間は経過を観察する必要があります。

思い当たる症状がある場合は、早めに眼科を受診してくださいませ。

院長まつやま
この記事は2019年6月の記事を再編集したものです。


2022-07-15 13:34:05

666. コロナ禍と結膜炎

新型コロナウイルス感染症パンデミックは、
全世界の人々に感染症の恐ろしさをしらしめ、
世界的に感染予防の重要性が叫ばれるようになりました。

実際に、コロナ禍の2年間インフルエンザ感染症の患者も激減しましたが、
これはひとえにマスク手洗いによる感染予防が功を奏した結果です。

それでは、眼科領域の感染症についてはどうでしょうか?
感染性結膜炎の救急外来受診の受診数の統計から、そのことにふれた論文がでています。

アメリカでは2020年4月からマスクの着用を疾病予防センターが勧告していましたが、
その前後で統計をとると、感染性結膜炎の患者は34.2%も減少していたことがわかりました。

一方で、角膜上皮剥離の患者数はほぼかわらず、
また主に飛蚊症の原因となる後部硝子体剥離の患者は約8%増加していることから、
やはり眼科領域でも、このコロナ禍に感染症が確実に減ってきていることが判明しました。

これまで、それほど重要視されてこなかった感染症ですが、
公衆衛生により、これだけ顕著に感染症が減らせることを考えると、
われわれ一人一人感染予防の概念がいかに重要かということが改めて分かります。

院長まつやま

 

2022-07-06 08:50:31

665. 熱中症

ついに梅雨が明け、今年も本格的にの季節が到来しました。

この時期、特に注意したいのが、熱中症です。

熱中症の場合、気を付けなければならないのは暑さだけではありません。
湿度日射量風の強さなども影響してくるため、これらの指標にも気を配る必要があります。

環境省は、熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」を公表して、注意を呼び掛けています。

暑さ指数は、気温湿度日射量などから算出する指標で、
熱中症が発生する危険度を表します。

興味深いことに、熱中症の危険度は、
暑さ : 湿度 : 日射量 = 1 : 7 : 2 であり、
かなり湿度に重点を置いているのが分かります。

これは湿度が高い場所では汗が出にくく、体内に熱がこもりやすいため、
熱中症になりやすいためです。

暑さ指数は、厳重警戒、警戒、注意と、シチュエーションに分類して示されています。
今年も猛暑が続くようですので、
ぜひ、お出かけの時の参考にしてみてください。

院長まつやま
この記事は2018年8月のブログを編集したものです。

2022-06-28 13:07:49

664. 梅雨の時期のアレルギー

アレルギーといえば春先のスギ花粉が有名ですが、
最近は、季節に影響されないタイプアレルギーが増えてきているように感じます。

また、梅雨の時期になって、一時期落ち着いていたアレルギーの患者さんがまた増加してきているようです。

この時期に特徴的な花粉はありませんが、
今年は春先からずっとPM2.5の濃度が高く、これがアレルギー症状の増悪に影響している可能性は否定できません。

しかし、この時期のアレルギーは、カビダニによるものがメインと考えられます。

特に、ダニ6月から増殖をはじめ、7月にピークをむかえ、
秋になってダニが死んだ後も、その死骸がアレルギーの原因となります。

またアレルギー性喘息の原因の8割ダニが原因ともいわれています。
ダニは20~30度の温度で、湿度が60%以上のところを好み、
カビやフケなどを栄養源としています。
まさにこの梅雨時が、ダニにとっては格好の増殖期となるのです。

この時期にアレルギー症状が増悪してきている人は、
まずは屋内の掃除にて、ホコリダニカビを減らすことを試みてください。
それでも症状が残るようであれば、
内服や点眼、点鼻薬にて、アレルギー症状をコントロールしていく必要があります。

院長まつやま
この記事は2019年のブログを編集したものです。


2022-06-15 14:17:11

663. 食中毒

むし暑い季節になってくると、気になるのが食中毒です。
2018年の食中毒の集計によると、
これまではニワトリなどにいるカンピロバクター細菌による食中毒が常に1位でしたが、
2018年は、なんとアニサキスによる食中毒が初めて1位になりました。

アニサキスといえば、サバの生食で胃に寄生することはよく知られていますが、
サバ以外にも、イカサンマサケ、イワシなどにも寄生しています。

しかし、2018年アニサキスの食中毒の原因は、
意外にも、カツオによるものが主だったそうです。

これには海水温の変化が影響している可能性が指摘されており、
昨年、カツオがとれた海域にアニサキスが寄生するエサが多かった可能性があるとのこと。
これも地球温暖化の副作用なのでしょうか?

アニサキス魚の内臓に寄生しているため、
新鮮な魚の生食であれば、生身の生食でも問題ありませんが、
時間が経つにつれ、内臓から生身に移動してくるため、生身の生食で寄生します。

加熱冷凍処理で死滅させることができるため、
60度で1分以上、あるいは-20度で24時間以上を目安に処理をすることが大事だそうです。

院長まつやま
この記事は2019年のブログを再編集したものです。


 

2022-06-01 09:07:43

662. 白内障手術と寿命

いまや日本でも年間約140万眼も行われている白内障手術
手術をうけられる患者さまの生活のニーズに応じて、
多焦点眼内レンズなど、さまざまなタイプの眼内レンズも登場してきています。

白内障手術視力を改善し、術後の生活の質を改善しますが、
アメリカの研究では、それ以上に、寿命に影響する可能性が指摘されています。

65歳以上女性で、白内障の人と、すでに白内障手術を受けた人との死亡リスクを比較したところ、
手術を受けた女性は、手術を受けなかった女性と比べて、全死亡リスク60%低いことがわかりました。

また、血管疾患や呼吸器疾患、がん、事故、神経疾患、感染症など原因別の死亡リスクも、
37~69%低下が認められました。

つまり、白内障手術を受けるメリットは、視力改善だけにとどまらず、
寿命にも影響する可能性が示されたことになります。

ただし、残念ながら、まだ男性でのデータはないとのこと。

今後、ますますデータが集積されれば、さらに白内障手術の需要が高まるかもしれませんね。

院長まつやま
このブログは2019年4月のものを再編集したものです。

2022-05-28 08:50:49

661. 網膜静脈閉塞症と脳卒中

網膜静脈閉塞症は、網膜の血管の病気としては、糖尿病網膜症についで2番目に多い病気です。

日本での統計では、網膜の一部が閉塞する網膜静脈分枝閉塞症50人に1人
網膜の全体が閉塞する網膜中心静脈閉塞症500人に1人と言われています。

先月発表された最新の論文では、網膜静脈閉塞症脳卒中リスクについて報告されています。
8万人以上の患者を6年間にわたり調査した大規模な報告です。

その報告によると、網膜静脈閉塞症の患者は、約1.73倍脳卒中になりやすいとのことでした。
この傾向は、特に50歳未満の患者でより顕著になるとのこと。

網膜静脈そのものは脳血管の分岐ですので、
網膜静脈におこった病変が脳動脈にも起こりやすいことは理解しやすいと思いますが、
予後が大きく異なるだけに、予防が大切となります。

網膜静脈閉塞症の患者さんは、目の治療はもちろんのこと、脳卒中の予防にも取り組む必要があります。

院長まつやま

2022-05-13 18:03:24

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