まつやま眼科

まつやま眼科 広島市,南区,段原,日帰り手術,白内障手術,緑内障,コンタクトレンズ

〒732-0818 広島県広島市南区段原日出1-15-13
段原スクエア2F
TEL 082-510-5533
EPARKクリニック病院24時間Web受付サービス初診、再診で利用できます。
初診受付サービス
お問い合わせはこちら
スタッフブログ
▲Mobile Site
HOME»  ブログ»  医療のトピック

医療のトピック

医療のトピック スタッフブログ
  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

病的近視

近視には人種差があります。
もともと
近視アジア人に多いと言われていますが、40歳以上の日本人における近視の頻度は42%であり、そのうち強度近視5.5%いると言われています。
またこの30年間で、裸眼視力が0.3に満たない小学生の頻度は3にも増加しており、今後も近視は重要な問題になると推察されます。

近視の中でも、眼軸長(目の奥行きの長さ)が異常に延長したタイプの
病的近視は、日本の失明原因の上位を占める病気で、深刻です。
病的近視による視力障害は、眼軸長の延長による眼底病変によるものです。

現在は、眼底の病変を診断する様々な画像診断装置が開発され、治療面でも、
近視性黄斑変性症に対するVEGF療法硝子体手術などが進歩し、病的近視の病態解明が大きく発展してきました。
しかし残念ながら、
高度近視を抑制する治療法はまだ開発されていません。
病的近視に至るまでの過程を抑制できれば、病的近視による失明は減少するはずですので、その病態解明や治療法が期待されます。

院長まつやま

2019-08-20 08:52:28

暑さ指数

熱中症は、ご存知の通り、暑くなってくると発症しやすくなりますが、気を付けなければならないのは暑さだけではありません。
湿度日射量風の強さなども影響してくるため、例えば梅雨時の晴れ間にも発症者が増加することが多い病気です。

昨年に引き続き、今年も猛暑になったため、
熱中症の発症も多くみられているようですが、環境省は、熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」を公表して、注意を呼び掛けています。
暑さ指数は、気温や湿度、日射量などから算出する指標で、熱中症が発生する危険度を表します
興味深いことに、熱中症の危険度は、暑さ:湿度:日射量=1:7:2であり、かなり湿度に重点を置いているのが分かります。
これは湿度が高い場所では汗が出にくく、体内に熱がこもりやすいため、
熱中症になりやすいためです。
暑さ指数は、日常生活と、運動、作業と3つのシチュエーションに分類して、示されています。

昨年は記録的な猛暑だったために、アクセスが集中し、前年の2.4倍となる約3000万件ものアクセスがありました。
今年は色覚障害の人にも配慮し、表示の色にも気を使っているとのことです。
今年も
まだまだ残暑が続くようですので、ぜひ、お出かけの時には暑さ指数を参考にしてみてください。

院長まつやま

2019-08-19 08:48:51

患者さんと医師とのコミュニケーション

クリニックや病院にもよりますが、医師は1時間10人以上の患者さんを診ます。
平均で1人当たりの患者さんにさける時間は6、実質は4程度でしょうか。
いや、忙しいクリニックはそれ以下かもしれません。

この短い時間の中で、患者さんが医師としっかりと
コミュニケーションがとれているかどうかは疑問です。
経過の安定した常連の患者さんであれば、数分の診察でも、それなりのコミュニケーションがとれているでしょう。
しかし、新患の患者さんや経過の不安定な患者さん、比較的重症な患者さんの場合は、そう簡単にはいきません。
医師の説明にうなずいていても、実際に理解してくれているとは限りません。
質問がないのは納得しているからではなく、何を質問していいのかわからないだけかもしれません。

そこで、患者さんが医師とうまくコミュケーションをとるためのポイントをピックアップしました。

1) 伝えたいことを、あらかじめメモして準備しておく
2) 自覚症状を的確に伝える
3) 今後の見通しや予後を聞く
4) 大事なことはメモをとる
5) 納得できないところは質問をする
6) 治療方法の選択肢を聞く

以上のポイントをおさえたうえで質問すると、比較的、双方のコミュニケーションがとれやすいと思います。
また、われわれ医師サイドも、なるべくわかりやすい言葉で伝えることはもちろん、患者さんの症状や質問をうまく聞き出す努力をしなければいけません。

院長まつやま

2019-08-17 08:52:04

眼科医の数

眼科内科に次いで多いとよくいわれますが、はたして眼科医の数は実際に多いのでしょうか?

データ上では、25年前眼科医数1万人でしたが、15年前からは12千人で一定しています。
ところが、開業している医師の割合でみてみると、小児科の先生の20%産婦人科の先生の40%に比べ、眼科医64%と、開業医の割合が非常に高いことが分かります。
どうりで街中の眼科の看板も多いわけです。

また人口10万人あたりの眼科医数を比べてみると、北関東東北8なのに対して、大阪東京16とかなり地域格差があります(ちなみに広島11です)。

結論から言うと、眼科医数はデータ的には不足はしていないのです。
しかしながら、眼科医の地域偏在病院に勤務する眼科医不足は、すでに非常に深刻なレベルです。
広島でも、大学病院や総合病院で働いていた眼科医の開業ラッシュが止まらず、病院に勤務する眼科医数は激減し、総合病院の眼科外来を維持できなくなってきつつあります。
やはり、大学病院や総合病院の眼科を維持していくためにも、引き続き眼科医になってくれる先生の数を増やし、養成していく努力を続けていかなければいけません。
また現状の中で少しでも眼科医療難民を救うことのできる体制、例えば開業医間での緊急疾患対策網を作り上げていく体制構築が必要かと思います。

広島市内でも、網膜剥離や急性緑内障、眼外傷などの眼科急患の対処が可能な眼科開業医が、当院も含めて増えてきました。
今後は眼科の開業医間でのネットワークを充実させていかなくてはいけません。

院長まつやま

 

2019-08-16 11:52:32

コンタクト装用者のリスク

いまや、全人口の26%の人がコンタクトレンズ(CLを使用している時代ですが、CL装用者の実に99%の人が、目に感染や炎症を起こすリスクのある使い方をしていると言われています。
また、実際に3割以上の人はトラブルで
眼科に受診していす。           
調査結果の内容は以下のようですが、みなさんは心当たりはありませんか?

・レンズを装用したまま一晩眠ることがある(50.2%
・装用したまま昼寝をすることがある(87.1%
・ケースに残った保存液を捨てずに新しい保存液を追加して使うことがある(55.1%
・推奨されるレンズの交換期限を超えて使用している(49.9%
ケースの交換期限を超えて使っている(82.3%
・レンズを装用したままシャワーを浴びた(84.9%
・レンズを装用したまま泳いだ61.0%
水道水でレンズを洗浄することがある(35.5%
水道水で保存することがある(16.8%
・ハードCL装用者で水道水でレンズを洗浄する(91.3%

あくまでも自己責任と言ってしまえばそれまでですが、全くリスクのない人は、私も含めて誰もいないのでは…と思います。
ただ、何か症状があるときは、早めの治療が功を奏しますので、気になる方は早めに受診してください。

院長まつやま

2019-08-10 08:47:16

ボトックスの効果軽減

ボトックスといえば、美容形成のしわ取りでも有名な、ボツリヌス菌の毒素から生成された、筋肉の緊張を弛緩させる薬です。
眼科の治療でも、
眼瞼けいれん顔面けいれんに対しては第一選択で使用する治療薬です。

このボトックスを何度も投与すると効果が落ちてくる人がいることは、ときどき臨床の場では経験することです。
その原因はよくわかっていませんでしたが、これは体内の免疫反応を担う
抗体によることが報告されました。
抗体とは、体内にウイルスや病原体など害のあるタンパク質分子(抗原)が入ってきたときに、これを無害化するもので、このシステムのことを一般的に「免疫」といいます。
この免疫システムが、ボトックスそのものを有害と判断してしまうと、ボトックスを無害化させる抗体が産生され、治療に反応しにくくなるわけです。

このボトックスの中和抗体の出現率は14%にものぼり、この中和抗体の出現率は、ボトックスの1回の投与量と累積の投与量に比例するとのこと。
したがって、1回の投与量を必要最小限に抑え、なるべく投与の間隔をあけ、なるべく追加投与を控えることが推奨されます。
しかし実際の臨床の場では、必要時に必要量を投与し、経過をみながら対応していくしかなさそうです。

院長まつやま

2019-08-09 10:11:38

糖尿病網膜症のガイドライン改訂のススメ

糖尿病は、日本でも疑い例を含めれば1000万人いるとされています。
そのうち、目の糖尿病である
糖尿病網膜症を発症する人は34にのぼるとされています。

糖尿病網膜症のガイドラインについては、日本では2013に改訂されていますが、ガイドラインそのものが治療の進歩のスピードについていけておらず、すでに時代遅れの感があります。
アメリカでも、この度、
糖尿病網膜症のガイドライン15年ぶりに改訂されました。
この改訂されたガイドラインでは、眼底の網膜の厚さを測定することのできるOCTを用いた
糖尿病黄斑浮腫の診断や、眼底の広い範囲を一度に撮影することのできる広角眼底撮影の普及を踏まえた糖尿病網膜症の診断、糖尿病黄斑浮腫の治療薬であるVEGF抗体の硝子体内注射など、最新の診断治療法に関する情報がてんこ盛りです。
また、糖尿病網膜症の進行具合を示す病期分類や、血糖・血圧管理についての記載、さらには、厳格な血糖コントロールによる糖尿病網膜症の発症・進展の抑制効果についても述べられています。

いまやアメリカでは、Google の開発した
人工知能による糖尿病網膜症の診断ですら、国がゴーサインを出してしまう時代です。
医療の診断や治療は日進月歩の世界ですので、日本の糖尿病網膜症のガイドラインもそろそろ改訂されなければいけない時期かと思います。

院長まつやま

2019-08-08 08:44:32

緑内障点眼の目の表面への影響

緑内障の点眼は、合剤も含めると約30種類もの選択肢がありますが、緑内障の点眼はほぼ一生続けなければいけないので、副作用が少ないのが理想です。

一昔前は、緑内障点眼の副作用として、
心疾患喘息などの全身疾患への影響がクローズアップされていましたが、現在主流の点眼は全身への副作用がほとんどないのが特徴です。
それでも、緑内障の点眼は目の表面には悪影響なものが多いことが知られています。
例えば、20年前まで主流であったβ-ブロッカーは黒目の表面を麻痺させることで
角膜上皮障害を引き起こしますし、ほとんどの点眼に含まれている防腐剤角膜上皮障害の原因となります。
したがって、緑内障の点眼をすることで目の表面に違和感を覚える方は、黒目の表面に影響がでにくいタイプの点眼に変更することも考えなくてはいけません。

理想の緑内障の点眼は、眼圧が十分に下がり、目の表面への影響が少なく、点眼の回数が少なく、指し心地がいい点眼ということになります。
緑内障の患者さんは開始3か月3の方が点眼を中止してしまうという不本意なデータがありますが、そのような理想的な点眼であれば、途中で脱落してしまう患者さんも少なくなるのではないかと思います。

院長まつやま

2019-08-07 08:37:22

ソフトコンタクトレンズ

近年、コンタクトレンズの初心者は、ほとんどの方が使い捨てのソフトコンタクトレンズを選ぶ傾向があります。
その素材も、従来のハイドロゲルから、現在はシリコンハイドロゲルに変化し、装用感も格段によくなってきています。
また、屈折矯正も、乱視用をはじめ、遠近両用遠近両用の乱視用など、さまざまな機能を備えたレンズが使用可能です。

さらには、
スマートコンタクトレンズとよばれる、付加価値をつけたコンタクトもでてきました。
たとえば、眼圧を測定することのできるコンタクト、血糖を測定できるコンタクト、カメラを内蔵したコンタクト、光の量を調節することのできる調光コンタクトなどです。

まだ、当院でも付加価値レンズであるスマートコンタクトまでは取り扱っていないものの、さまざまなタイプのコンタクトレンズを、どのように選択して、患者さんの満足度につなげていくかが大事です。
コンタクトレンズをご要望の方はご相談くださいませ。

院長まつやま

2019-08-06 10:09:12

網膜色素変性症

網膜色素変性症とは、網膜の細胞が進行性に変性をおこす遺伝性の病気です。
日本人の中途失明原因の3に相当し、指定難病のひとつに指定されています。
昔は、いとこ結婚の子孫に多く発症すると言われていましたが、現在は、家系内に他の発症者が確認できない孤発例といわれるものが半分を占めています。


網膜色素変性症に関連した遺伝子80種類以上報告されており、遺伝の形式もさまざまなタイプがあり、複雑です。
多くの症例で、夜盲(鳥目、暗い所が見えにくくなる症状)が初発症状となります。
進行すると、周辺視野が消失し、さらに進行すると、視力障害を生じます。
保険診療で処方できる薬剤として、暗順応改善薬(暗い所での見え方を改善する薬剤)のアダプチノールがありますが、これも症状の進行を抑制するものではなく、根本的な治療薬はまだありません。

この6月に、九州大が世界で初めて、
網膜色素変性症に対するウイルスを利用した遺伝子治療を開始しました。
また、今をときめく
iPS細胞による網膜色素変性症の治療も、近々に開始される予定です。
今まで遺伝子病として成すすべがなかった難病も、新しく開発された治療法で治療できる可能性が現実になりつつあります。
今後の治療の展開とさらなる医療の進歩にさらに期待が高まります。

院長まつやま

2019-08-05 08:48:41

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5