まつやま眼科

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医療のトピック

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トクホ

トクホとは「特定保健用食品」のことで、有効性や安全性を科学的根拠を示して、国の許可を受けた食品のことをいいます。
栄養改善法では、「
特定の保健の目的で摂取する者に対し、その摂取により当該保健目的が期待できる旨の表示が許可された食品をいう」と難しい言葉で定義されています。
よく、コマーシャルで、「血圧が高めの方に」とか「コレステロールが高めの方に」とかいうやつですが、いまや1000品目以上のラインナップがあるそうです。

トクホ飲料の調査では、生活習慣の改善や維持のために、トクホを飲んだことがある人は36.5%もいるそうで、そのうちの3が、半年以上継続して飲み続けているそうです。
ところが、
トクホは病気の人を対象としたものではないということはあまり知られていません。
例えば、「中性脂肪が高めの人が、トクホを毎日摂取すると、プラセボと比較して、中性脂肪値がわずかに下がる」といったふれこみになっています。
つまり、はじめから高脂血症の人は医薬品で治療しますが、「そこまでいかない程度の数値がやや高めの人は、トクホ飲料を毎日摂取することで、限定的に数値を下げることができますよ」という程度なのです。

このようにいってしまうと、
トクホサプリメントと同様に聞こえますが、サプリメントは国の特別な許可すら必要としない点では、まだトクホの方がマシでしょうか。

今や、健康ブームにのって17千億円以上もの市場規模を持つ健康食品産業ですが、コマーシャルやふれこみに踊らされることなく、冷静に判断したいものです。

院長まつやま

2019-06-25 08:52:57

緑内障治療の継続率

緑内障の治療は、進行の予防がメインとなるので、一生継続しなければいけないことが、患者さんのストレスになっています。

緑内障の治療継続の調査では、開始後3か月3の方が中止され、12か月後には4の方が中止されています。
しかし、その後は開始3年後まで、ほぼ脱落者はおられませんでした。
つまり、治療開始初期の脱落を抑制できれば、治療を継続してくれる可能性が高いと思われます。

治療開始初期で治療を脱落してしまう原因としては以下のような理由が推測されます。
まずは、緑内障という病気への理解不足
緑内障は治る病気ではなく、うまく付き合っていかなければいけない病気であることをもっと啓蒙していかなくてはなりません。
次に、家族のサポートなどの環境的な要因
緑内障は高齢者ほどかかりやすい病気であるため、本人がしっかりと点眼しているかの確認や、定期的な診察には家族の方のサポートを必要とします。
また、われわれ医療者側が患者さんへの説明が不十分な側面も否定できません。
忙しい外来の中、緑内障という病気をゼロから説明して理解をしてもらうには限界がありますので、緑内障のパンフレットを手渡しして、次回受診時に質問していただくなど、複数回に分けて、少しづつ理解してもらうことが必要です。
最後に、緑内障点眼の副作用などの治療の要因
これも、ある程度、点眼の副作用についての説明を事前にしておけば、副作用発症時の対応がスムーズかと思います。

治療の継続率を上げていくには、これらの問題点を、われわれ医療者側と患者さん側で、ひとつずつ解決していく努力をしていく必要があります。

院長まつやま

2019-06-24 08:39:42

ドライアイと視機能

ドライアイはもともと、涙や目の表面の異常としてとらえられてきたため、見え方の異常についてはあまり論じられることはありませんでした。
しかし、検査機器の発展により、
ドライアイでも視機能に異常をきたすことが認識されるようになってきました。

例えば、視力検査ひとつにしても、瞬きをしないで最高視力を維持できる時間や、一定の文章を読ませるスピードを測定してみると、
ドライアイの人では数値が低下することがわかっています。
また、一定時間内に連続で測定した視力の平均を実用視力といいますが、
ドライアイではこの実用視力が低下し、これは重症度に比例します。
その他にも、角膜の形状解析波面収差といったより専門的な視機能検査でも、
ドライアイは異常値を示すことが明らかとなっています。

これらの新しい機器や方法でドライアイの評価をすることができるようになったことは大きな進歩であり、今後のドライアイの病態解明や新しい治療法の解明につながる可能性があります。

院長まつやま

2019-06-22 08:47:55

医療ツーリズム

医療ツーリズムとは、自国で受けられない医療を受けるために海外に行くことをいいます。

当然、公的保険は使えませんので自由診療となりますが、2020には海外から日本にくる医療ツーリズムの患者は43万人、市場規模は5500億円と予想されており、政府はこれを新成長戦略のひとつと考えています。
医療の内容も、がん治療から美容整形まで幅広く外国人患者をうけいれる方針であり、一見、日本にとっておいしい話ではないかと思います。

ところが、このような自由診療病院の開設により、医療人材の引き抜きや保健医療機関への悪影響、所得格差の拡大等の懸念が指摘されています。
つまり、優秀な医師が高額の配当に惹かれて、医療ツーリズムを専門とする病院に引き抜かれ、従来の日本の保険診療に悪影響が出るのでは、とする懸念です。
昨年の医療法の改正により、病院の開設に制限がもうけられるようになりましたが、問題の本質はそこではなく、総合病院に勤務する医師の待遇の問題かと思います。
今でこそ働き方改革が叫ばれてますが、総合病院勤務の医師の長時間労働と割に合わない低賃金がベースにあるからこそ、より自分を高く評価してくれる自由診療型の病院に魅力を感じるのは致し方ないところでしょうか?

日医厚労省も、従来の付け刃的な政策に従事することなく、もっと本質を改善していく必要がありそうです。

院長まつやま

2019-06-21 08:53:47

ドクターコール

「お客さまの中にお医者様はおられませんか?」と、新幹線飛行機内でアナウンスが流れることがあります。

ある統計では、新幹線や飛行機内では、40%の確立で、ドクターナースが乗り合わせているそうです。
実際に私は、新幹線内で2駅の構内で線路内に落ちた方の救助と診察が1回と、3ほど、このような
ドクターコールに遭遇しました。
しかし、私自身が眼科医で、全身疾患に対するトレーニングを受けていないこともあり、なかなか名乗り出るのには勇気がいります。
また、車内や駅構内には救急バッグこそあるものの、X線も超音波もなく、採血すらできず、視診や触診など、熟練を要する初期救急診療となります。

それでも一応、医師には
応召義務といわれるものが医師法に定められており、「治療の求めがあった場合にはこれを拒否できない」とされています。
しかし、実際にこのような場面で診察し、誤診医療過誤があった場合には、日本では訴訟を起こされかねないのが実情で、これが
ドクターコールの際の妨げとなっているのは確かです。
ちなみに、アメリカでは、「
よきサマリア人の法」といわれる法律が立法化されていて、「医師が窮地の人を救うために善意で無償の行為を行った場合、例え最善の策を講じて失敗したとしても罪に問われない」とされています。

2年前からは、ANAJALでもドクターを登録制にして、
ドクターコールの際に診療や治療をしてもらい、もし訴訟に発展した場合は損害賠償に対応してくれるようになったそうです。

ちなみに、私の場合のドクターコールの顛末は、新幹線内の1は最寄りの駅で救急車に待機していただき、無事搬送。
駅構内の症例では見知らぬナースと共同で診察・止血し、救急車に搬送。
新幹線内のもう1は、他のドクターがすでに対応してくれていて出番なし…でしたが、その新幹線は、とある学会からの帰りの便で、その急患のでた車内にも素知らぬ顔をしたドクターが何人もいた、というお粗末なオチでした(^^;

院長まつやま

2019-06-20 08:39:52

眼圧の日内変動

眼圧は血圧と同様に、変動することが知られています。
この変動には、1日の中で眼圧が変動する
日内変動をはじめ、日によって眼圧が変動する日々変動季節変動などがあります。

日内変動については、正常な人でも1日の中で平均4mmHgは変動するといわれていますが、緑内障の人はさらに変動幅が広く、1日の中で最低6mmHg以上変動します。
また、体位によっても眼圧が変動することが知られていて、心臓と目の位置関係が近いほど眼圧があがりやすく(つまり通常の姿勢よりは就寝時など仰向けになれば眼圧が上がりやすく)、極論をいえば、逆立ちをしたときは眼圧が急上昇します。
もともと
日内変動は就寝時から朝方に眼圧が上がる人が多いのですが、これに体位による眼圧上昇を加味すると、夜中に眼圧が急上昇している人がいる可能性があります。
以前、大学病院で、緑内障の精査入院を担当していた時には、実際に夜中の眼圧が30mmHgを超えている緑内障の患者さんが割とおられたことを記憶しています。

また、眼圧の変動幅が大きいほど、視野障害が進行しやすいことが報告されているので、数ある緑内障点眼の中でも、なるべく眼圧の日内変動を少なくするような緑内障点眼を選択することも、緑内障の進行予防には有効かと思われます。

院長まつやま

2019-06-19 08:42:08

ステロイドによる眼圧上昇

ステロイドは、炎症を抑えたり、免疫を抑制する作用としては非常に有用な薬剤であり、臨床にはなくてはならない薬剤です。
しかし、ホルモン剤であることから、その
副作用も多彩であることが知られています。

目に関しては、ステロイドの副作用として、
眼圧上昇白内障眼底疾患がしられています。
特に
眼圧上昇は、ステロイドの内服や点眼によるもののみならず、手足などのステロイド軟膏の使用でも報告されているため、日本眼科医会は注意喚起を行っています。
ステロイドにより眼圧が上昇する患者の割合は、成人3分の1小児ではさらに高頻度で報告されています。
例えば、0.1%デキサメタゾン点眼薬による成人の眼圧上昇の調査では、眼圧が16mmHg以上あがる人が56-15mmHgあがる人が29も存在したとのこと。

眼圧上昇自体はほぼ自覚症状がなく、長期間放置すると
緑内障を発症する危険性があります。
特に
アレルギー性結膜炎ステロイド点眼を併用する機会が多いため、重症度によってステロイドの種類、点眼回数を決め、継続使用には注意が必要です。
ときどき、内科耳鼻科で漫然とステロイド点眼を処方され、知らずに
眼圧上昇をきたしている患者さんをみかけますが、自分で副作用に責任がとれない処方は控えていただきたいものです。

院長まつやま

2019-06-18 08:51:10

まぶたのけいれん

疲れていたり、ストレスがたまると、まぶたの周りがピクピクとけいれんすることがあります。
多くの場合は一時的な症状であり、目の表面の違和感疲れ目で起こりますが、その症状がいつまでも治らなかったり、症状の範囲が両眼に広がってくるようであれば、別の病気の可能性を考えなくてはいけません。

症状の程度もさまざまですが、軽症のものは、光をまぶしく感じたり、目が乾く感じがしたり、目を開けているのがつらいなど、ドライアイに似た症状からはじまります。
次第に重症になるにつれ、自分の意思とは関係なく目をつぶってしまったり、自然な瞬きができなくなったり、まぶたのピクピクが強くなったりしてきます。
さらに症状が進行すると、自分の意思では目が開けられないようになり、運転中に事故を起こしたり、普通に歩くのも困難になってくることもあります。

これは
眼瞼けいれんという病気です。
眼瞼けいれんは症状はまぶたに現れますが、原因自体はまぶたにあるわけではなく、脳からの指令がまぶたの筋肉に正しく伝わらないために、目の開け閉めがうまく機能しなくなる病気です。
一般的には、50から70歳代女性に多く見られます。

現在はこのけいれんに対する特効薬があります(
ボトックス注射)。
筋肉の異常な緊張を和らげる注射を目の周りに行います。非常に細い針を使いますので、痛みはほとんどありません。
1回の注射で、効果は3か月半年間持続するため、また症状が増悪してきたら注射を繰り返す必要があります。

ドライアイの治療をうけても軽快しない方や、光が異様にまぶしく感じる方、また人ごみで人や物にぶつかることが多くなったと感じる方は、来院してみてくださいませ。


院長まつやま

2019-06-17 08:25:39

ドライアイとライフスタイル

ドライアイはさまざまなライフスタイルに影響されます。

例えば、喫煙
ドライアイの危険因子となり、喫煙により有病率が1.82となることが報告されています。
またVDT作業に関しては、複数の報告で
ドライアイの危険因子になることが報告されています。
VDT作業者の有病率は1.94倍~2.33となることが示されています。
自らの経験からは、コンタクトレンズをしているとドライアイが増悪するように感じていましたが、実際の研究では、ドライアイがあるからコンタクトレンズの不快感を感じるのか、コンタクトレンズを使用するからドライアイになるのかは、まだ明らかではないようです。

食事
ドライアイに影響します。イワシサバサンマ、あるいはナッツ類に多く含まれるオメガ3脂肪酸の食事が多いとドライアイの発症リスクが30%低下し、逆にリノール酸に多く含まれるオメガ6を多く食事するとドライアイの発症リスクを高めます。
また興味深いことに、マグロの摂取量が多い女性には
ドライアイの発症率が低いことが報告されています。

このように、ライフスタイルに大きく左右されるドライアイですが、症状にお悩みの方は、まずははじめやすい食生活を改善したり、ドライアイ専用のサプリメントなどを試してみるのもひとつの手です。

院長まつやま

2019-06-15 08:34:56

糖尿病網膜症の受診間隔

糖尿病網膜症は、その進行度によって、単純網膜症、増殖前網膜症、増殖網膜症3段階に分類することができます。
これは、それぞれの病期で糖尿病網膜症に対する治療が変わってくるからです。


糖尿病網膜症は適切な時期に適切な治療を受けることで、その進行を止めたり、遅らせたりすることができます。
また
糖尿病黄斑浮腫も特効薬の眼内注射により、視力の改善が見込めます。
しかし、どちらにせよ、自覚症状が現れる前に治療を行うことができれば、生活に支障をきたすことなく、良好な視力を維持することができます

そのためには定期的な眼科受診が必要です。
受診の間隔は目の状態によって異なりますので、眼科での指示に従って、定期的に眼科に受診しましょう。
下の表は、糖尿病網膜症の進行程度による受診間隔の目安です。
参考にしてみてください。




院長まつやま

2019-06-14 08:47:19

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