まつやま眼科

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医療のトピック

医療のトピック
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ブルーライト論争

一時期、世間を賑わせたブルーライト論争

ブルーライトとは、パソコンやスマホなどのLEDディスプレイに多く含まれる短波長青色ライトのことです。
ブルーライト眼精疲労に影響する」とする理由から、
ブルーライトカットをうたった眼鏡の販売が、日本でも好調です。

3年前には、アメリカのある大学から、
動物実験にて、ブルーライトにより失明の可能性がある」との論文が発表され、
その後、アメリカ眼科学会がそれを否定するドタバタ劇がありました。

それからしばらくの間は、ブルーライトに関する論文はありませんでしたが、
先月、眼科専門誌に、
コンピューター使用時ブルーライトカット眼鏡による眼精疲労緩和影響
についての論文が載っていました。

2時間コンピューター課題実施後の眼精疲労を、
ブルーライトカット眼鏡装用の有無で比較したものです。

結果は、「ブルーライトカット眼鏡眼精疲労の緩和には影響しない」とするものでした。

それでは、今、メガネ屋さんでブームになっているブルーライトカット眼鏡は、
いったい何を根拠に販売しているのでしょうか?
先の論文では、ブルーライトカット眼鏡には、特に副作用もなかったとのことでしたが、
明らかな根拠のない製品がブームになってしまうのは、日本人の国民性の問題なのかもしれません。

メディアや販売店が、このように売り上げのためだけに、
根拠のないキャッチフレーズ国民を煽動することに関しては、
消費者庁国民生活センターによる規制情報提供がもっとあってもいいのではと思います。

院長まつやま


2021-04-19 11:47:55

ヘディングの功罪

サッカー選手は、ご存知の通り、キーパー以外は手を使うことができないので、
胸より上の位置にあるボールはでコントロールすることとなります。

このヘディングといわれる行為は、サッカー発祥の地イングランドで編み出されたテクニックですが、
離れた位置にあるボールをダイビングしながらシュートするダイビングヘッドなどは、
私もサッカープレーヤーとして憧れたものです。

しかし、このヘディングについて、気になる報告がでています。

従来より、ヘディングによる脳震盪をはじめ、脳損傷の可能性や、
蓄積されたダメージによるアルツハイマー型認知症の可能性は指摘されていました。

今回の報告は、頭部外傷認知症リスク25年間にわたって検討した研究です。
頭部外傷1回うけた方は、認知症のリスクが1.25倍
2回以上受けた方は、認知症リスクが2倍以上になっています。

過去には、ヘディングによる神経眼科的な影響を調べた論文もでています。
この論文では、時速40Kmのボールを10回ヘディングさせたグループは、
24時間以内記憶力が正常群よりも低下していました。

アメリカでは、2015から、10歳以下の子どものヘディングを禁止しています。
子供の発達スポーツは大事ですが、
ヘディング脳機能に影響するようであれば、日本でも規制が必要となるかもしれません。

院長まつやま

2021-04-12 08:50:56

ポリファーマシーへの取り組み

ポリファーマシーとは、多くの薬を服用する「多剤併用」のうち、体に害を及ぼす事例を指します。

2015年度ガイドラインによると、
服用薬が6種類以上高齢者では、物忘れなどの副作用が増えるとされ、
5種類以上を服用する高齢者40%以上は、ふらつき転倒が発生しているとされています。

以前から、このようなポリファーマシーを少なくするための取り組みとして、
お薬手帳を用いる試みもありましたが、実際はなかなか功を奏していないのが実情です。

そこで、広島市は、レセプト(診療報酬明細書)をもとに、
処方薬が多い高齢者に通知を送り、処方薬を減らす取り組みをはじめています。

この取り組みにより、高齢者副作用が少なくなるのに加え、
薬剤費減少効果も期待できるそうです。

広島市は、2018年度には10種類以上の内服をしている高齢者、
2019年度には同9種類以上2020年度には同8種類以上の高齢者に通知書を送り、
薬剤数を計2.3種類減少させることに成功しています。
またこの取り組みでの薬剤費の節約効果は1860万円になったとのことです。
2021年度は、6種類以上の内服をしている高齢者に通知を行う予定とのこと。

ちなみに厚労省は、昨年度の診療報酬改定で、
多剤併用の解消を医療機関に提唱した薬局報酬を設けています。

医療機関薬局の双方が協力して、ポリファーマシー軽減していくことが望ましいと思われます。

院長まつやま


2021-04-09 08:40:06

多焦点眼内レンズのアンケート調査

白内障手術は、日本で年間130万眼以上も行われており、
手術手技や機器、眼内レンズの進歩により、術後早期から良好な視力が得られるようになってきました。

白内障手術後老視対策は、現在、残された大きな課題のひとつです。
その解決策のひとつが、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術です。

2008年多焦点眼内レンズ先進医療になってから、すでに10年以上経過し、
患者さんが選択することのできる多焦点レンズの種類も増えてきました。

しかしながら、最近は、多焦点眼内レンズ利点ばかりが強調される傾向があるため、
術後の不満例が一定数、存在することも事実です。

実際に、日本白内障屈折矯正手術学会が行ったアンケート調査を見てみると、
以下のように報告されています。

まず、白内障手術を受けられた患者さんの背景ですが、
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術をうけた患者さんの平均年齢は65.2歳で、
両眼とも多焦点眼内レンズを挿入された方が76%でした。

挿入された多焦点眼内レンズの種類をみてみると、
半数の方が焦点深度拡張型眼内レンズを選択していました。

術前に眼合併症があった方は13%であり、
その内訳は、緑内障29.2%ドライアイ27.0%角膜屈折矯正手術後11.2%でした。

これらの患者さんへのアンケート結果では、
不満」または「大変不満」と回答した人が、4%おられました。

これらの不満例のうち、最も満足度に関連したのは、「術後のかすみコントラスト感度の低下」でした。
また、その次に、関連したものは、「術後の遠方視力への不満」、「術後グレア」でした。

術後の近方視の満足度」は手術全体の満足度には関与していませんでした。

また、術後の満足度に関与する、術前因子はみつかりませんでした。


これらのデータからは、
術前のデータ問診結果からのみでは、術後の不満例回避することは困難であることがわかります。

多焦点眼内レンズ使用の際には、その利点欠点について、
術前にしっかりと説明をし、納得されたうえで、手術をうけることが重要であることが、改めて認識されました。

院長まつやま

2021-04-06 08:51:47

アマゾンによる遠隔医療

誰もが知っているIT業界の巨人アマゾンが、いよいよ医療サービスに参入してきます。

昨年のCOVID-19による世界的パンデミックを機に、
ヨーロッパでは、すでに遠隔医療サービスが順調に拡大しています。
この市場規模は2026年までに4.5倍にまで拡大することが予想されており、
この成長傾向は日本も含め、世界的にしばらくは続くと考えられています。

アマゾンは、この遠隔医療サービスを、
まずはアメリカワシントンDCなどの主要都市から、順次始めていく予定です。

遠隔医療といえば、通常は、アプリを介した対面ケア医療相談ですが、
アマゾンのサービスは医療従事者を個別に派遣する往診にも対応するとのこと。

もともとアマゾンは、商品取引の場をオンライン上に提供するだけでしたが、
いまや、さまざまなサービス情報動画を提供する巨大なプラットフォームを展開しています。
それらの顧客やすでに世界的に整えられたプラットフォームが、
医療サービスにおいても、大きくプラスに影響すると思われます。

アマゾン遠隔医療サービスに参入してきたことで、
今後、この領域の勢力図が大きく変化してくるかもしれません。

現在、日本で展開されている遠隔医療サービスは、
導入メインテナンス高額な料金がかかるわりに、医療費の割り当てが少なく
遠隔医療導入の大きなネックとなっています。
われわれ医師にとっても、患者さんにとっても、
安価質のいい遠隔医療サービスが、日本でも展開されていくことを願っています。

院長まつやま


2021-04-01 08:50:04

黄砂

今年はスギ花粉が昨年以上も飛散したため、アレルギー性結膜炎の患者が増加しましたが、
スギ花粉のピークはすでに過ぎてきています。

アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎は、一般的に花粉症として知られていますが、
実は、花粉以外にもさまざまなものがアレルギーの原因となりえます。

病院の採血アレルギーを調べる場合には、
季節の花粉に加え、ホコリ、ダニ、昆虫、イヌ、ネコなどのアレルギー抗体を検査しますが、
そこには、PM2.5黄砂の項目はありません。

PM2.5黄砂は、花粉よりもはるかに小さな粒子であり、
中国からの偏西風に乗って飛散してくる過程で、その表面にさまざまな化学物質が付着しています。
主には、これらの化学物質アレルギーをひきおこすと考えられています。

昨日も、10年に1度と言われるくらいの量の黄砂広島に飛来してきましたが、
3月終わり頃から4月にかけては、1年の中で、最もPM2.5黄砂が飛散しやすい時期です。

特に飛散の多い九州地方では、天気予報の際に、毎日、PM2.5飛散予報を、各局で放送しています。

また、もともと花粉症を患っている方は、
PM2.5黄砂の飛散により、症状が増悪することが報告されています。

PM2.5黄砂の飛散状況や飛散予報は、随時、インターネットで確認することができますので、
花粉症がなぜか増悪してきているように感じたら、ぜひチェックしてみてください。

院長まつやま

2021-03-30 08:53:26

花粉症と寿命

花粉症は、ご存知のように、花粉に対するアレルギー反応により発症しますが、
これはとりもなおさず、「花粉症の人は免疫の働きが活発である」と言い換えることもできます。

実際に、「花粉症の人は、さまざまな病気に対する抵抗力が強いのではないか」という仮説は以前からあり、
花粉症の人は花粉のない人に比べて長生きする可能性が指摘されています。

花粉症死亡リスクの関連性を調査した研究論文を見てみると、興味ある結果が報告されています。

この論文では、スギ花粉症がある人ない人死亡リスクを、10年の追跡調査により検討しています。
その結果、花粉症のある人は21%死亡リスク低下していたとのことでした。
特に呼吸器疾患に関しては死亡リスク62%も低下する、との驚異的な結果でした。

この研究はあくまでも追跡調査であり、その原因や因果関係まではわかっていません。
しかし、花粉症の特性が寿命に影響を与えているとすれば、大発見です。

私自身も花粉症ですので、特に春のこの時期はなにかと苦労していますが、
これで長生きできるのであれば、決して悪い話ではありません。

今後の研究により、その詳細があきらかになることを期待しています。

院長まつやま

2021-03-25 08:51:33

就学時の健康診断

就学時健康診断は、
生徒が学校生活を円滑に送れるよう、保健上、必要な助言や適切な指導等を行うことを目的に行われるものであり、
学校生活を左右する重要な検診に位置付けられています。

主には、内科、歯科、眼科、耳鼻科の検診が行われることが、学校保健安全法に定められています。

しかし、検診する科によって医師の出務には大きな隔たりがあるようです。
例えば、内科検診歯科検診では、ほとんどの地区で担当医師が出務して検診いるのに対し、
眼科耳鼻科では約半分の地域でしか出務をしていません。

また、眼科視力検査をしている施設は約7割耳鼻科聴力検査を行っている施設も約6割しかありません。

これらは、人口が多い地域と少ない地域の間でも差が出ています。
例えば、政令指定都市での医師出務率は、眼科耳鼻科であっても8を超えています。
逆に、人口の少ない地域では、医師が不足しているゆえに医師出務率が少なくなるのは当然です。

さらに、学校保健安全法で指定されている視力検査聴力検査が、
就学時検診として行われていない地域があることも問題となっています。

眼科的には、斜視弱視色覚異常が見逃されている症例が時々みられます。
斜視弱視に関しては、おおよそ10歳くらいまでに治療をしておかないと、
その後の一生涯において、病気をひきづることにもなります。

専門医の不足が影響している地域も含めて、
就学児の疾患の見逃しが学校生活に影響しないように、
各地域に応じた検診システムを再考していく必要があるかと思います。

院長まつやま


2021-03-24 08:47:37

都会のアレルギー

スギヒノキなどの花粉は、本来はスギヒノキなどの人工林が多く植樹してある地方に多く飛ぶはずです。
実際に、日本の森林の4割はこれらの人工林で占められているため、
地方ではアレルギーに苦しむ人がさぞかし多いのでは、と思いがちです。

ところが、アレルギー患者の統計をみると、
なぜか、東京、神奈川、千葉、愛知、広島、大阪など、比較的都会に多くの患者がいることがわかっています。

これは、都会に多い自動車の排気ガスの中の粉塵や、建材に使用されるホルムアルデヒドなどの大気汚染物質が、
アレルギーの発症に大きく影響しているからです。
これらの大気汚染物質花粉に付着すると、より強いアレルギー反応を起こします。
大気汚染物質がある場合は、ない場合と比較して、アレルギー症状2倍に増悪するといわれています。

この反応は花粉だけに限らず、アレルギーの原因とされるダニ、ホコリ、カビ、ペットの毛なども、
大気汚染物質と付着することで、アレルギー症状増悪させます。

3月後半となった現在は、スギ花粉はすでにピークを過ぎてきていますが、
それと入れ替わりに、今度はヒノキの花粉が飛散してきています。
ヒノキの花粉4月にかけて本格的な飛散時期を迎えますので、
アレルギーのある方は、引き続き、花粉対策が必要となります。

院長まつやま

2021-03-18 18:30:44

医師国家試験の合格発表

昨日、第115回医師国家試験合格者が発表されました。
今年は2月6日7日に試験が実施されていました。

結果は、受験者数9910人合格者数9058人であり、合格率91.4%とのこと。
昨年が92.1%の合格率でしたので、やや減少しておりますが、
毎年、おおよそ90%前後合格率となっています。
合格者の男女比については、男性66.4%女性33.6%と、
この5年間はほぼ横ばいというデータでした。

また、歯科医師国家試験についても発表がありましたが、
こちらは受験者数3284人合格者数2123人であり、合格率64.6%でした。

以前は、歯科医師国家試験の合格率も約90%あったと記憶しておりますので、
医師国家試験の合格率よりもかなり低く抑えられています。

これは歯科医師が過剰となってきていることに関係しているようです。
通常であれば、歯学部入学時の定員を制限すべきですが、
文科省大学側もこれをうまく調整できてないようです。
6年間、大学に通ったあげくに国家資格がとれないということになれば、
年齢的にも再入学は厳しくなり、元も子もありません。
少子化に伴う大学側の経済事情も見え隠れするようですが、
文科省ももっと歯学部入学時の実効的な案を講じるべきです。


一方で、医療の世界は、新型コロナウイルスによる世界的な感染症をはじめ、
iPS細胞を利用した新しい治療など、10年前には想像すらできなかった時代に突入してきています。
今後の新しい医療を担っていく新たな医師の門出に、エールを送りたいと思います。

院長まつやま

2021-03-17 15:10:46

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