ストレスと性格で病気が悪化することはある?
あります。
特に「正常眼圧緑内障」ではストレスと性格傾向が進行に関与する可能性があると示唆されています。
緑内障とストレスの関係
緑内障は、眼圧だけでなく「視神経の血流障害」や「神経変性」にも関連する病気です。
そのため、ストレスや自律神経の乱れが、間接的に進行に影響を与えることがあると考えられています。
エビデンス
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交感神経優位な状態では、末梢血管が収縮しやすくなり、
視神経乳頭の血流が低下する可能性があります。
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これは、特に正常眼圧緑内障(眼圧は正常なのに進行するタイプ)の進行リスク因子として注目されています。
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ストレスホルモンによる眼圧上昇や、血管調節異常が報告されています。
性格傾向も無関係ではない
ストレスが与える“3つの悪循環”
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ストレス → 眼圧上昇や血流悪化
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不安 → 病状の過大評価・治療の過剰自己管理
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抑うつ → 点眼忘れ・通院中断 → 進行
緑内障治療では、「眼圧」と同じくらい「気持ち」のコントロールも必要です。
深呼吸、趣味、良好な医師との関係――。
それも立派な治療の一環です。
院長まつやま
(まつやま眼科)

この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。
2025-07-30 08:29:04
医療のトピック