緑内障と“うつ”は関係ある?
はい、あります。
緑内障患者では一般の人よりも“うつ症状”の頻度が高いことが、
複数の研究で報告されています。
緑内障とうつの関連性
緑内障は視力よりも先に「視野」が欠けていく病気であり、
しかも初期には自覚しづらいという厄介さがあります。
加えて、「治らない」「進行を止められないかもしれない」という漠然とした不安が、
患者の心理に大きく影響します。
エビデンス:うつとの関連性
-
緑内障患者のうつ病有病率は一般人口の約2〜3倍と報告されている。
-
特に若年発症例、視野障害が高度な人、片眼失明例でうつ傾向が強くなる傾向がある。
-
生活の質スコアが低いほど、うつスコアが高い相関も示されている。
うつになりやすい背景
✅ 視野障害による生活の不自由
✅ 点眼や通院の負担
✅ 進行への恐怖
✅ 社会的孤立
注意したいサイン
-
最近ふさぎ込んでいる。
-
点眼や通院を怠るようになった。
-
自分の症状に対して極端に悲観的・攻撃的な言動
-
「もう見えなくなってもいい」などの発言
→ 医師・家族が早めに気づき、心のケアにつなげることが重要です。
院長まつやま
(まつやま眼科)

この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。
2025-07-31 08:22:29
医療のトピック