【子どもの“近視”は予防できる時代に】
進行を“止める”ではなく、“防ぐ”という選択肢
「親が近視だから、うちの子も仕方ない…」
そう思っていませんか?
でも実は、今の医学では“近視を予防できる時代”に入っています。
ここ数十年、日本を含むアジア諸国では、子どもの近視が急増しています。
特にコロナ禍以降、屋内生活・オンライン授業・スマホの長時間使用などが影響し、
小学生の時点で眼軸(眼の奥行き)が伸びすぎるケースも目立ってきました。
近視の正体は「眼軸の伸び」
近視予防のためにできること
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1日2時間以上、屋外で自然光を浴びる
→ 太陽光が「ドーパミン」という神経伝達物質を促進し、眼軸の伸びを抑制
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スマホ・読書は30cm以上離して、30分ごとに目を休める
→ 近くを見る作業は毛様体筋の緊張を高め、眼軸が伸びやすくなる
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夜間の明るすぎる照明を避ける
→ メラトニンの分泌を妨げ、睡眠の質と視力発達に悪影響
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低濃度アトロピン点眼(0.01〜0.05%)の活用(医師の指導下)
→ 世界中で効果が証明された、近視抑制の新しい治療法
近視は「早く見つけて、早く対応」
近視は“なる前の予防”が最も効果的です。
昔は「遺伝だから仕方ない」とされていた近視も、
今は生活習慣と治療によって、予防・コントロールできる時代になりました。
院長まつやま
(まつやま眼科)

この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。
2025-08-04 08:15:10
医療のトピック