4. ハダカデバネズミは不老不死に近い?
小さな体に秘められた驚異
アフリカ東部の地下に暮らすハダカデバネズミは、げっ歯類でありながら寿命がなんと30年以上。
同じネズミ科のマウスが2〜3年しか生きないことを考えると、驚異的な長寿といえます。
がんがほとんど発生しない
研究によると、ハダカデバネズミは自然発生的ながんがほぼ報告されていない珍しい哺乳類です。
この特性は世界中の科学者の注目を集め、がん研究や老化研究の「モデル動物」として研究が進められています。
秘密はヒアルロン酸にあり
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ハダカデバネズミの体内には、人間よりも5倍以上大きな分子サイズのヒアルロン酸が豊富に存在しています。
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この特殊なヒアルロン酸が、細胞の過剰な増殖を抑え、腫瘍化を防ぐと考えられています。
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また細胞外マトリックスを強化し、しわや老化現象も起こりにくいとされます。
まるで「不老不死」?
もちろん完全に不老不死ではありませんが、
人類への応用可能性
ハダカデバネズミの研究は、
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がん予防の新しい仕組み
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老化を遅らせるヒント
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再生医療への応用
といった分野で期待されています。
まとめ
院長まつやま
(まつやま眼科)
2025-10-09 08:19:00
医療のトピック