まつやま眼科

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⑤イヌはがんになりやすい

⑤イヌはがんになりやすい

5. 犬は人間よりがんになりやすい

犬の長寿化とがんの増加

現代のは栄養状態や医療の進歩によって寿命が延び、平均寿命は10〜15年ほどになりました。
その結果、高齢化に伴ってがんが死因のトップとなり、人間と同じように「長生きの代償」としてがんが増えているのです。

特に大型犬に多い理由

  • 大型犬は小型犬に比べて細胞の数が多く、成長スピードも速いため、細胞分裂時のエラーが起こりやすい。

  • 骨肉腫(骨のがん)は特に大型犬に多い病気として知られています。

  • ゴールデン・レトリーバーやバーニーズ・マウンテン・ドッグなど、一部の犬種は遺伝的にがんのリスクが高いことも報告されています。

犬は人間のがん研究モデルに

犬のがんは発生の仕組みや治療への反応が人間と非常によく似ています。
そのため、人間のがん研究や新薬開発の「自然発症モデル動物」として活用され、臨床試験にも参加しています。

飼い主ができること

  • 定期的な健康診断や画像検査で早期発見を目指す。

  • 腫瘍ができやすい犬種では、特に注意深く観察する。

  • 食事や体重管理、運動習慣など生活習慣を整えることも予防に役立ちます。

まとめ

  • 長寿化によってがん死因のトップとなった。

  • 特に大型犬はがん発症率が高い

  • 犬のがん研究は、人間のがん治療開発にも役立っている


院長まつやま
(まつやま眼科)


2025-10-09 08:22:08

医療のトピック