まつやま眼科

まつやま眼科 広島市,南区,段原,日帰り手術,白内障手術,緑内障,コンタクトレンズ

〒732-0818 広島県広島市南区段原日出1-15-13
段原スクエア2F
TEL 082-510-5533
診療時間内は電話予約受付中
スタッフブログ
▲Mobile Site
HOME»  ブログ»  医療のトピック»  アトピー性皮膚炎の影響①白内障

アトピー性皮膚炎の影響①白内障

アトピー性皮膚炎の影響①白内障

アトピー白内障とは?
若い人にも起こるアトピー性皮膚炎と目の合併症

アトピー白内障とは

アトピー白内障は、アトピー性皮膚炎に合併して起こる特殊な白内障です。
通常、白内障は加齢によって60歳以降に多く発症しますが、アトピー白内障10代〜30代の若年層でも発症し、進行が早いのが特徴です。


なぜ起こるのか

  • アトピー性皮膚炎による慢性炎症が全身に及ぶ(炎症による要因)

  • 目をこする習慣 → 水晶体の袋(嚢)がダメージを受ける(外傷性の要因)

  • ステロイド治療の影響で後嚢下混濁が進む場合もある(ステロイド白内障)

この結果、水晶体が濁って視力が落ちる「白内障」が若くして発症します。


症状

  • 視界がかすむ

  • 光がまぶしく感じる(グレア現象)

  • 眼鏡を変えても視力が出ない

  • 若いのに「物がぼやける」「夜が見えにくい」と感じたら要注意


特徴的な所見

  • 前嚢下混濁:水晶体の前面に濁りができる

  • 後嚢下混濁:水晶体の後ろ側に濁りができる

  • 眼性で、進行が速いのが一般的


治療

  • 点眼薬では進行を止められないため、白内障手術が唯一の治療

  • 手術時の注意点:

    • 若年例では眼の組織が弱く、合併症(嚢破損・眼内炎)のリスクが高い

    • 網膜剥離の既往がある場合は術後リスクも増大

  • 手術後は再発はしないが、眼をこする習慣をなくすことが重要

    まつやま眼科ではアトピー白内障のような合併症にリスクが高い白内障手術にも対応しています。
    リスクが高い白内障においては、通常の眼科では対処できない硝子体手術や眼内レンズの強膜内固定等の手技・設備が必要となります。それらが不備の施設では、後日の再手術や2次施設への術後紹介という残念な結果となってしまうことがあります。白内障手術を検討するときも、そのことを踏まえて、病院選びをする必要があります。
    まつやま眼科では、もし万が一合併症がおきても、硝子体手術や眼内レンズの強膜固定も含めた合併症の対応が、当日に可能です。
    このような合併症対策も考えた手術プランが必要と考えます。


放置するとどうなる?

  • 進行が早いため、放置すると視力が急速に低下します

  • 学業・仕事に支障をきたします

  • 網膜剥離や緑内障を合併していた場合、さらに失明リスクが上がります


まとめ

  • アトピー白内障は、若年層でも発症する特殊な白内障

  • 慢性炎症・眼のこすり・ステロイド使用がリスク因子

  • 治療は白内障手術が中心

  • 「若いのに視力が落ちる」「まぶしさが強い」と感じたら早めの眼科受診を


アトピー白内障, アトピー 目 合併症, 若年性白内障 アトピー, 白内障手術 若い人

  • 「アトピーで白内障になるの?」「若いのに白内障を発症する原因」「アトピー白内障の手術は危険?」


院長まつやま
(まつやま眼科)



 この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-01-27 08:36:53

医療のトピック