まつやま眼科

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アトピー性皮膚炎の影響④角膜混濁

アトピー性皮膚炎の影響④角膜混濁

アトピーと角膜混濁の関係とは?

角膜混濁とは、本来透明である角膜が白く濁ってしまう状態です。
アトピー性皮膚炎の患者さんでは、角膜炎や角膜潰瘍を繰り返した結果、角膜が瘢痕化して混濁することがあります。
これにより光の通り道が遮られ、視力低下を引き起こします。


なぜ起こるのか

  • アトピー角結膜炎による慢性炎症

  • 角膜上皮びらんや潰瘍が繰り返される

  • 感染症を合併することで瘢痕化がさらに進む

  • 結果として、角膜が透明性を失い「角膜混濁」となります


症状

  • 視力低下(混濁が中心部に及ぶと著明)

  • かすみ目、にごって見える

  • 光のにじみ(ハロー、グレア)

  • 角膜に白い斑点や曇りが見える


治療

  1. 保存的治療(軽度の場合)

    • 人工涙液や角膜保護点眼で症状緩和

    • 進行を防ぐための炎症コントロール

  2. 外科的治療

    • 角膜移植(角膜全層移植/深層角膜移植)

      • 中心部に強い混濁がある場合は移植が必要

    • 羊膜移植

      • 表層の瘢痕に有効な場合あり

  3. 根本治療

    • アトピー性皮膚炎やアトピー角結膜炎のコントロールが不可欠


放置するとどうなる?

  • 混濁が進行すると眼鏡やコンタクトでは矯正できない視力低下をきたします。

  • 若年から強い視機能障害をきたし、生活の質が低下します。

  • 進行例では、将来的に角膜移植が必要になるケースも多くあります。


まとめ

  • アトピー性皮膚炎では角膜炎や潰瘍の結果として角膜混濁を生じやすくなります。

  • 視力障害の原因となり、角膜移植が必要になることもあります。

  • 予防には炎症コントロールと早期治療が重要です。

「角膜の白い濁り」「視界のかすみ」を感じたら早めに眼科受診をおススメします。

アトピー性角結膜炎は、実際に進行してからでは選択肢の幅が狭くなり、視力障害の合併症が残ってしまうことがあります。
その段階にいく前に、正確な診断と適切な治療をしていく必要があります。
まつやま眼科では、点眼、内服、注射など、適切な治療法を提示、施行いたします。


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  • 「アトピーで角膜が濁ることはある?」「角膜混濁の治療方法」「視力低下は角膜移植で改善できる?」


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-01-31 08:24:30

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