まつやま眼科

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アトピー性皮膚炎の影響⑤角膜新生血管

アトピー性皮膚炎の影響⑤角膜新生血管

アトピーと角膜血管新生の関係とは?

角膜血管新生とは

角膜は本来、透明で血管のない組織です。
しかし、炎症や外傷が続くと角膜に異常な血管が侵入することがあります。
これを角膜血管新生と呼びます。
アトピー性皮膚炎の患者さんでは、慢性炎症や目をこする習慣が原因となり、角膜血管新生を起こすことがあります。


なぜアトピーで角膜血管新生が起こるのか

  • アトピー角結膜炎による慢性的な結膜・角膜炎症

  • 目を強くこすることで角膜に小さな傷ができます

  • 炎症が続くと酸素不足の角膜を補うために血管が侵入

  • 血管が角膜の中心部まで伸びると、透明性が失われ視力低下につながります


症状

  • 視力低下(血管が瞳の中心部にかかると著明)

  • 角膜の白濁、赤み

  • 光がにじんで見える(ハロー、グレア

  • ドライアイや異物感を伴うこともある


治療

  1. 炎症コントロール

    • 抗アレルギー点眼、ステロイド点眼(短期)

    • 免疫抑制点眼(タクロリムスなど)

  2. 角膜血管新生への直接治療

    • 抗VEGF薬(点眼または注射)の研究・臨床応用

    • レーザー治療や冷凍凝固(特殊なケース)

  3. 重症例

    • 角膜移植が必要になる場合もある


放置するとどうなる?

  • 角膜の透明性が失われ、不可逆的な視力障害がのこります 

  • 角膜移植の成功率も低下(血管があると拒絶反応が強く出やすい)します

  • 早期治療と炎症コントロールが視力を守る鍵となります


まとめ

  • アトピー性皮膚炎の患者では、慢性炎症で角膜血管新生が起こりやすくなります

  • 血管が角膜中央に伸びると、眼鏡やコンタクトでも矯正できない視力低下をきたします

  • 治療は炎症コントロールが基本で、抗VEGF療法や角膜移植が検討される場合もあります

まつやま眼科では、角膜新生血管が進行するまえに、なるべくできる治療を全力で行います。
角膜新生血管が進行した場合は、保険適応外治療となりますが、抗VEGF抗体(アバスチン)点眼や角膜新生血管に対する直接レーザー治療を行います。


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  • 「アトピーで角膜に血管ができるの?」「角膜血管新生の治療法」「角膜が赤く濁る原因は?」


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-01-31 08:29:53

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