まつやま眼科

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アトピー性皮膚炎の影響⑥アトピー性角結膜炎

アトピー性皮膚炎の影響⑥アトピー性角結膜炎

アトピー性角結膜炎(AKC)とは?
強いかゆみと視力低下を招く重症アレルギー性結膜炎

アトピー性角結膜炎は、アトピー性皮膚炎に合併する重症型アレルギー性結膜炎です。
季節性の花粉症と異なり、1年を通じて症状が続きやすく、慢性的な角膜障害や視力低下を引き起こすのが特徴です。
若年から中年にかけて発症し、長期にわたり再発を繰り返します。


なぜ起こるのか

  • アトピー性皮膚炎に伴う全身性アレルギー体質

  • 結膜に慢性的な炎症が起こり、サイトカインや炎症細胞が角膜を障害

  • 強いかゆみ → 目をこする習慣が角膜びらん・潰瘍を悪化

  • 結果として 角膜混濁・角膜血管新生・円錐角膜 などの合併症を招きます


症状

  • 強いかゆみ、充血、流涙

  • まぶたの腫れやただれ

  • 角膜障害による視力低下、光がまぶしい(羞明)

  • 慢性経過で角膜混濁や瘢痕が残ることもあります


治療

  1. 薬物治療

    • 抗アレルギー点眼(抗ヒスタミン薬)

    • ステロイド点眼(短期・慎重に使用)

    • 免疫抑制点眼(タクロリムス点眼液)

  2. 眼表面保護

    • ヒアルロン酸点眼、眼軟膏

    • バンデージコンタクトレンズ

  3. 全身治療

    • 皮膚科と連携したアトピー性皮膚炎のコントロール

    • 重症例では免疫抑制薬や生物学的製剤(デュピルマブなど)の導入も検討


放置するとどうなる?

  • 慢性角膜障害 → 混濁・瘢痕 → 視力回復が困難になります

  • 円錐角膜角膜潰瘍に進行 → 若年から失明リスク

アトピー性角結膜炎は、若年や中年に多くなる傾向があり、学業や仕事に影響します。
まつやま眼科では、ステロイド点眼や免疫抑制剤の点眼、さらにはステロイド内服やステロイド局所注射による治療も行っております。


まとめ

  • アトピー性角結膜炎は、アトピー性皮膚炎に合併する重症のアレルギー性結膜炎

  • 角膜障害を伴いやすく、失明につながる可能性がある重大な疾患

  • 治療は抗アレルギー点眼+免疫抑制点眼が中心で、皮膚科との連携が必須

  • 「かゆみや充血が長引く」「視力が落ちてきた」と感じたら早めの眼科受診を


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  • 「アトピー性角結膜炎とは?」「普通の花粉症と何が違う?」「アトピーで目が悪くなる原因は?」


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-02-02 08:29:49

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