まつやま眼科

まつやま眼科 広島市,南区,段原,日帰り手術,白内障手術,緑内障,コンタクトレンズ

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アトピー性皮膚炎の影響⑦円錐角膜

アトピー性皮膚炎の影響⑦円錐角膜

アトピーと円錐角膜の関係とは?

円錐角膜とは

円錐角膜は、角膜が徐々に薄くなり、前方に円錐状に突出してしまう病気です。
角膜の形が変形することで強い乱視や近視が生じ、眼鏡やコンタクトでも視力が出にくくなります

アトピー性皮膚炎の患者さんは、円錐角膜の発症リスクが一般より高いことが知られています。


なぜアトピーで円錐角膜が起こるのか

  • 目をこする習慣が最大のリスク

    • かゆみのため無意識にこすることで角膜が変形します

  • アトピー角結膜炎による慢性炎症により部分的に角膜が薄くなります

  • コラーゲン線維の脆弱化 → 角膜が徐々に突出してきます


症状

  • 視力低下(眼鏡でも矯正しづらい)

  • 視界のゆがみ(変視症)

  • 光がにじんで見える(ハロー、グレア)

  • 進行すると角膜瘢痕が生じ、角膜移植が必要になることもあります


治療

  1. 進行抑制

    • 目をこすらない習慣づけ

    • 角膜クロスリンキング治療(CXL):角膜を強化して進行を抑制

  2. 視力矯正

    • ハードコンタクトレンズ

    • 特殊コンタクトレンズ(円錐角膜用、スケルラルレンズなど)

  3. 重症例

    • 角膜移植(深層角膜移植/全層角膜移植)


放置するとどうなる?

  • 角膜突出が進み、眼鏡では矯正できない視力低下

  • 若年から強い視機能障害をきたします

  • 角膜瘢痕や穿孔に至ると移植以外に治療法がなくなります


まとめ

  • アトピー性皮膚炎の患者では、円錐角膜を合併するリスクが高くなります

  • 主な原因は「目をこする習慣」と「慢性炎症」

  • 治療はクロスリンキング特殊コンタクトレンズ、重症例では角膜移植

眼鏡を替えても視力が出ない」「視界がゆがむ」と感じたら早期の眼科受診が大切です。
円錐角膜を正確に診断するには、角膜の表面だけを解析する器械だけでは不十分です。
まつやま眼科では、前眼部OCTという角膜の厚さを角膜全体で解析する最先端の器械を使用します。
まずはハードコンタクトレンズ、つぎに特殊なハードコンタクトレンズをトライし、
それでも視力がでにくい高度な円錐角膜は、レーザー治療の適応について紹介いたします。

 


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  • 「アトピーで円錐角膜になるの?」「若いのに視力が出ない原因」「円錐角膜の最新治療は?」


院長まつやま
(まつやま眼科)



 この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-02-03 08:41:58

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