まつやま眼科

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アトピー性皮膚炎の影響⑧網膜硝子体合併症

アトピー性皮膚炎の影響⑧網膜硝子体合併症

アトピーと網膜・硝子体合併症の関係とは?
若年でも起こる深刻な目のトラブル

網膜は「ものを見る」ための神経の膜で、硝子体は眼球内部を満たすゼリー状の物質です。
アトピー性皮膚炎の患者さんでは、網膜や硝子体に異常をきたす合併症がしばしば報告されています。
特に若い人でも発症し、視力に大きな影響を及ぼすことがあります。


なぜアトピーで網膜・硝子体異常が起こるのか

  • 強い眼球打撲やこする習慣
    → 硝子体が網膜を牽引し、裂孔や網膜剥離を誘発

  • 慢性炎症
    硝子体の混濁や収縮を引き起こし、視界に影響

  • 手術既往(白内障手術など)
    → 若年での手術後に硝子体合併症を起こすリスクが高い


主な合併症

  • 硝子体混濁:視界に黒い影やもやがかかる

  • 硝子体出血:突然の視力低下、視界が真っ暗になることも

  • 硝子体牽引:網膜を引っ張り、裂孔や網膜剥離の原因に

  • 網膜裂孔・網膜剥離失明につながる代表的な合併症


症状

  • 視界に浮遊物(飛蚊症)が増える

  • 光が走る(光視症)

  • 視野の一部が暗く抜ける

  • 急な視力低下


治療

  1. 軽度の混濁・出血

    • 経過観察で自然吸収を待つ場合もある

  2. 網膜裂孔・剥離がある場合

    • レーザー光凝固で裂孔を閉鎖

    • 硝子体手術で牽引や出血を除去

  3. 再発予防

    • 眼をこする習慣をやめることが最重要

    • アトピー性皮膚炎の全身管理を行う


放置するとどうなる?

  • 網膜剥離に進展 → 失明の危険があります

  • 出血や牽引が繰り返し起こると、視力が恒久的に低下します

  • 学業・仕事・日常生活に大きな支障をきたします


まとめ

  • アトピー性皮膚炎の患者では、網膜や硝子体の合併症が若年から起こりやすいのが特徴です

  • 主な症状は飛蚊症、光視症、急な視力低下

  • 治療はレーザーや硝子体手術が中心で、早期発見が視力を守る鍵となります

「急に黒い影が増えた」「光が走る」と感じたら、すぐに眼科を受診してください。
まつやま眼科では、当日のレーザー治療はもちろんのこと、網膜剥離の緊急時の手術にも対応しております。


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  • 「アトピーで網膜剥離になりやすい?」「硝子体出血の原因がアトピーにある?」「飛蚊症とアトピーの関係」


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-02-04 08:25:15

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