まつやま眼科

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アトピー性皮膚炎の影響⑨続発緑内障

アトピー性皮膚炎の影響⑨続発緑内障

アトピーと続発緑内障の関係とは?
ステロイド治療や炎症が原因で眼圧上昇

続発緑内障とは

緑内障は、視神経が障害されて視野が狭くなる病気です。
通常は加齢とともに発症する原発開放隅角緑内障が多いですが、アトピー性皮膚炎の患者さんでは炎症や治療薬の影響によって起こる「続発緑内障が問題となります。


なぜアトピーで続発緑内障が起こるのか

  • 慢性的な炎症
    → 角膜や結膜の炎症が隅角へ波及し、房水の流れを妨げる

  • ステロイド治療の影響
    → 長期の点眼・内服・外用により、眼圧が上昇する「ステロイド緑内障」

  • 網膜剥離手術や硝子体合併症後
    → 術後の炎症や癒着で眼圧が上がる


症状

緑内障は初期には自覚症状が少ないのが特徴です。進行すると:

  • 視野の一部が欠ける

  • 視力低下

  • 眼圧が高い場合は眼痛や頭痛を伴うことも


 

治療

  1. 薬物治療

    • 点眼薬で眼圧を下げる(β遮断薬、PG関連薬、炭酸脱水酵素阻害薬など)

    • ステロイド使用中なら中止・減量を検討

  2. レーザー治療

    • 緑内障のタイプによっては隅角レーザー治療を行う

  3. 手術

    • 濾過手術やチューブシャント手術で眼圧を下げる

    • 網膜剥離や硝子体手術後難治性緑内障となることも多い


放置するとどうなる?

  • 徐々に視野が欠けていき、最終的に失明します

  • アトピー患者は若年で発症することがあり、生涯にわたり視野障害が進行するリスクが高くなります

早期からの眼圧管理が視力を守る鍵となります。
まつやま眼科は、点眼での眼圧下降が限界となれば、SLTといわれる隅角のレーザー治療を行います。
さらに進行する症例では、MIGS(小切開緑内障手術)や濾過手術などの緑内障手術を行うなど、
病状に合わせた対処が可能です。


まとめ

  • アトピー性皮膚炎の患者では、炎症やステロイド治療により続発緑内障が起こることがあります

  • 自覚症状が出にくく、進行すると取り返しがつかないことになります

  • 治療は眼圧を下げる点眼・手術が中心で、皮膚科と眼科の連携が不可欠です

  • 「視野が欠ける」「見えにくい」と感じたら早急に眼科を受診しましょう


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  • 「アトピーと緑内障の関係は?」「ステロイドで緑内障になる?」「若い人でも緑内障になるのか?」


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-02-05 08:34:49

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