まつやま眼科

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生体用の両面テープ

生体用の両面テープ

われわれは手術などでできた傷口をふさぐ際、針と糸を使って縫合します。
この縫合糸にはさまざまな太さや素材があり、またにもさまざまな太さやカーブがあるため、各々の組織に適したものを用いることにより、
なるべく術後の組織にダメージを与えないような工夫をしています。

かつては、創口に塗って傷を貼り付ける「
生体のり」(フィブリンのり)も登場し、眼科領域にも応用されたことがありましたが、
少なくとも眼科手術では期待したほどの効果は得られず、今では脳外科領域で使われるのみとなっています。

そんななか、アメリカの大学が、傷口の縫合処置に用いる
医療用両面テープを開発しました。
動物実験では、テープを貼ると傷口の組織が数秒で接着したとのこと。

世界で行われる外科手術は年間23000万件以上に上り、その多くは傷口を縫合糸で縫い合わせる処置が施されています。
しかし、針と糸を用いて縫合すると組織に
ストレスを与えるほか、感染症痛み瘢痕の原因となることも確かです。

開発された
両面テープは、縫合とは根本的に異なるアプローチで創口閉鎖が行えるため、組織への副作用はより少ないと考えられます。
また従来の生体のりと比較しても、わずか5秒程度で組織が接着することを考えると、比べ物になりません。

この両面テープにより、植え込み型心電計薬物送達デバイスの適用を広げることもできると考えられており、
より簡便で効率的にこれらのデバイスや機器を使えれば、そのような患者さんにも福音となります。

まだヒトでの応用には至っていないとのことですが、応用が実現すれば、手術の概念を変えるほどのインパクトがあります。
いち外科医としては、この両面テープを使用して行えるさまざまな状況を早くも想像し、期待が膨らむ今日この頃です。

院長まつやま

2019-12-04 08:50:05

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