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ピロリ菌除菌後のリスク

ピロリ菌除菌後のリスク



ピロリ菌胃がん胃潰瘍などの原因であり、
ピロリ菌の除菌によって、これらの病気の罹患リスクを下げることができます。

ピロリ菌の除菌の一般的な処方は、抗生剤2種類制酸薬1種類、計3種類の薬の1週間内服だけですので、
非常に簡便な治療となっています。

一次除菌約92.6%が成功し、ダメだった人の二次除菌では約98.0%が成功すると報告されているため、
2回とも失敗してしまうのは約700人に1人ということになります。

また、除菌の「短期的な副作用」の出現率は4.4%で、
下痢などの消化器症状、味覚異常、アナフィラキシー、肝・腎障害などが報告されています。

一方、「長期的な副作用」も問題となってきています。
ひとつは、逆流性食道炎です。
除菌をすると、荒廃していた胃粘膜の胃酸分泌能力が戻るので、
増加した胃酸が食道に逆流して、逆流性食道炎を起こしやすくなります。
例えば、アメリカでは、逆流性食道炎食道がんの原因の過半数を占めており、
社会問題にもなっていますので、逆流性食道炎といえどもあなどることはできません。

また、もうひとつの長期的な副作用としては、除菌後胃がんがあげられます
前述したように、2回の除菌でもピロリ菌が残存し、胃がんが発症する確率はごくわずかですが、
もし発症した場合の胃がんは、内視鏡では非常に見つけにくいという特徴があります。
除菌をすると、胃がんの表面の粘膜だけが正常になって、その奥でがんがくすぶっていることになるので、
発見が遅れやすいのです。

しかし、これらのデメリットは、除菌を受けて胃がん全体のリスクを下げるメリットから比べれば劣るため、
現地点では、ピロリ菌除菌優位性は揺るぎません。
除菌後も、しっかりと経過観察を続けていくことが大事となります。

院長まつやま

2020-09-17 08:52:10

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