まつやま眼科

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目のヘルペス

目のヘルペス



目のヘルペスは大きくわけて、主に3種類あります。

目の表面にでてくる角膜ヘルペス
目の周囲の皮膚にでてくる眼部帯状疱疹
そして目の中にでてくるヘルペス性虹彩炎、急性網膜壊死です。

最も一般的なものは、角膜ヘルペスです。
これは三叉神経節に潜伏していた単純ヘルペスウイルスが、
気温の変化やストレスなどの誘因で活性化し、
三叉神経を経由して、その支配領域である角膜の上皮に炎症を起こすものです。
年間で人口10万人あたり、31.5人に起こるとされています。
目の表面にあたる角膜は、体の中で唯一透明な組織であるため、
角膜ヘルペスの治癒後も透明に保つことが重要となってきます。
しかし、角膜ヘルペスを何度も再発すると、透明性が失われ、視力低下につながります。

眼部帯状疱疹は、三叉神経節に潜伏感染した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化し、
三叉神経の支配領域である目の周りに炎症を引き起こします。
目の周りの皮疹は特徴的なため、診断は容易ですが、
目の中にも炎症を引き起こし、虹彩炎緑内障にいたることがあるため、注意が必要です。

目のヘルペス感染症として最も重篤な病気といえば、急性網膜壊死です。
ヘルペスウイルス網膜に炎症を起こし、高率に網膜剥離に至ります。
そのまま放置しておけば、失明につながる重症疾患です。
入院により、全身への点滴治療をはじめ、
最近は、網膜剥離を予防するための早期の手術を行うようになってきています。

これらは稀な病気ですが、
なぜ健常な人にこのようなウイルス感染が突然生じるのかは全くわかっておらず、
今後の病態解明が待たれます。

幸い、これらのヘルペス感染症には、全身投与薬として、新しい薬もでてきています。
しかしながら、角膜ヘルペスに対しては、
国内には依然として眼軟膏による治療しかなく、
海外のように、点眼による新しい治療等の開発が望まれます。

院長まつやま

2020-11-20 08:43:26

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