まつやま眼科

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悪性黒色腫のDNA診断

悪性黒色腫のDNA診断



日光への曝露は、皮膚とDNAの損傷を招き、皮膚がんを発症することがあります。

皮膚にはメラニン細胞(メラノサイト)と呼ばれる細胞が存在し、
メラノサイトは太陽からの有害な紫外線を吸収するメラニン色素を生成して、
皮膚を守る役割を持っています。

メラノーマは、メラノサイトDNAの損傷によりがん細胞化し、
その増殖を制御できなくなることにより発症します。

メラノーマは、初期に発見されれば外科的処置により切除できますが、
病巣が広がった場合の治療は困難で、予後が悪くなります。

日本での発症率10万人に2人弱ですが、
米国ではメラノーマの有病率が増加しており、
2020年には約10万人メラノーマと診断され、約6,850人死亡しています。

最近行われた解析では、一見、正常に見える皮膚でも、
既にがんに関連する変異を持ったメラノサイトが多数存在していることが報告されています。

日光への曝露量が多いほど、メラノーマの発症リスクが高まるのは確かですが、
肌の色や生来のDNA修復能力といった先天的な因子の影響や、
背中四肢など発症しやすい場所があるなど、事は複雑です。

平均よりもリスクが高い人や日光の暴露時間から変異の蓄積が特に多い人に対して、
定期的な経過観察や、日光曝露からの保護対策などを取ることで、
メラノーマの予防や早期発見につなげることが可能で、
さらに今回のようなDNA解析などのがんスクリーニングを勧めるきっかけにもなります。

院長まつやま

2020-12-25 08:43:43

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