まつやま眼科

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668. 糖尿病網膜症とAI

668. 糖尿病網膜症とAI

糖尿病網膜症は、黄斑部に浮腫が生じたり、硝子体出血を発生しない限りは視力には影響が少なく、
検診を行わなければ見逃されがちな病気です。

また糖尿病網膜症は、眼底の周辺部から発生するため、
眼科医による眼底精査や、広角眼底カメラによる観察が必要です。
さらに糖尿病網膜症の進行具合を確認するためには、
蛍光眼底造影検査光干渉断層撮影OCT)を用いた血管撮影が必要となります。
したがって、一度糖尿病と診察されれば、眼科への定期的な受診はが必須となります。

ところが、糖尿病の治療は受けているものの眼科受診していない患者が
全体の半数以上にのぼると推測されています。

それを補完するものとして、人間ドック内科での眼底カメラ撮影が行われていますが、
糖尿病網膜症診断は容易ではありません。

アメリカでは、眼底カメラの映像をAIで判定し、
糖尿病網膜症スクリーニングを行う機器が2018年に承認されています。

この自動判定システムは、主には内科かかりつけ医が使用することを想定しています。
まずは通常の眼底カメラを用いて眼底を撮影し、これがクラウドに転送されます。
AIがこの画像を解析し、糖尿病網膜症を診断します。
結果は1分以内に転送先に送付され、
眼科専門医に紹介する」か「12か月以内の再撮影を勧める」の結果が表示される仕組みです。

欠点としては、眼底撮影が周辺部まで撮影できないため、
早期の網膜症を見逃してしまう可能性あることです。
また、AIによって眼科専門医に紹介する時には、
すでに網膜症進行してしまっている可能性が考えられます。

しかしながら、眼科に受診していない間に、
失明手前まで進行してしまうような網膜症未然に防ぐ意味では、
このようなシステムは有用かと思います。

院長まつやま
この記事は2020年8月のブログを編集したものです。

2022-07-22 08:37:15

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