私自身も朝は得意なほうではなく、出勤のギリギリまでベッドにはいっていることが多いのですが、
同様に、「寝起きが悪い」方や「朝起きるのが苦手」という方は、案外多いのではないかと思います。
最近の研究では、これらの症状にも、ある程度は遺伝子が関係していることがわかってきています。
イギリスの約70万人の遺伝子データ解析から、
いわゆる朝型人間か、夜型人間かは遺伝的要因によって決まることが報告されています。
これに関連する遺伝子は、なんと300個以上にものぼるとのこと。
また朝型人間はうつや統合失調症になりにくい傾向があり、
健康が向上しやすいこともわかってきています。
社会生活をおくるうえでは大切とされる朝型の習慣ですが、
寝起きが悪いのは決して不摂生や根性だけの問題ではなく、
とりあえず遺伝子も関係すると考えると、少し楽になる気がします…
院長まつやま

2022-09-02 13:37:04
医療のトピック