ネコはイヌとともに、もっとも一般的なペットです。
ある統計によると、ネコの生涯必要経費は軽く100万円を超えており、まさにファミリーの1人です。
ネコにまつわる人間の病気としてもっとも多いのは、
ネコに寄生するノミによるノミ刺されです。
また、目にも関係するネコの病気と言えば、ネコひっかき病といわれる有名な病気があります。
名前は可愛いですが、症状は決して可愛らしいものではありません。
しかもネコの中でも、子猫にひっかれた時のほうがより発症しやすいとのことですので、
余計に厄介です。
症状としては、
受傷部位に一致した皮膚症状とリンパ節の腫れ、痛みなどですが、
これらは通常は数か月で治ります。
問題はその後です。
忘れたころに、目のかすみが発症してくることがあります。
原因はネコやそのノミに寄生する細菌です。
自然治癒したと思われていた細菌が、血液の流れによってに目に寄生し、
網膜や脈絡膜、視神経に炎症を起こすのです。
炎症の場所によっては、視力が低下したままとなってしまいます。
なんと、飼いネコの4割にこの細菌が感染しているとのこと。
ネコの口腔内にも細菌がいるとのことですので、むやみにネコにキスするのもアウトです。
心当たりがある方は、早めの治療が必要ですので、早めに受診してくださいませ。
院長まつやま

2022-10-20 14:03:05
医療のトピック