ハロウィーンはいつの間にか、日本では仮装大会として定着してしまいましたが、
本場アメリカでも子供が盛り上がる最もポピュラーなイベントのひとつです。
しかし、アメリカでもハロウィーンの仮装に凝るあまり、
目の色を変えるための仮装用コンタクトレンズ(CL)をする人が多くいます。
ある研究によると、美容用CLやカラコンの使用により、
角膜炎のリスクは16倍以上増加するといわれます。
そこでアメリカの眼科学会は、
ハロウィーンに先立って、仮装用CLを使用する際の注意事項を発表しました。
・仮装用や美容用のコンタクトレンズは、処方箋提出が必要な小売店や眼科医から購入すること
・購入の際は正規の処方箋を入手すること
・視力が正常であっても検査と処方を受け、「フリーサイズ」や「眼科受診の必要なし」といった宣伝文句を信用しないこと
・洗浄や消毒、着用の際は製品の注意書きに従うこと
・他人とレンズを共有しないこと
・異常を感じた時は使用を中止して、受診すること
などを推奨しています。
仮装用CLで目立ちたい気持ちもわからなくもないですが、
たかがコンタクトと高をくくっていると痛い目にあうこともあります。
大事な目のケアを優先していただけると幸いです。
院長まつやま

2022-10-31 13:11:00
医療のトピック