平均寿命とは、今後、死亡状況が変化しないと仮定して、
その年に生まれた0歳児が平均で何歳まで生きられるかを予測した数値です。
2022年の平均寿命は、女性が87.57歳、男性が81.47歳でした。
2021年は、コロナの影響で10年ぶりに平均寿命が減少していましたが、
2022年は過去最高を更新しています。
ちなみに、その前に平均寿命が減少したのは、東日本大震災のあった2011年でした。
かつては、男女とも世界一の平均寿命でしたが、
現在は、女性は世界2位、男性は3位となっています。
ちなみに、女性では、平均寿命1位から3位は、香港、日本、スペイン、
男性では、1位から3位は、香港、スイス、日本となっています。
寝たきりになったりせずに生活できる寿命を健康寿命といいますが、
健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳です。
つまり、平均ではありますが、
男性で約9年、女性で約13年は介護生活をしていることになります。
この健康寿命を、どれだけ平均寿命に近づけることができるかが
今後の課題となります。
院長まつやま

2022-11-15 17:24:40
医療のトピック