スギやヒノキの花粉飛散数は、前年の夏の気象条件と前年の春の花粉の飛散量に影響されます。
一般的に、日照時間が長く、気温が高いと、花粉飛散数が多くなります。
また、花粉が多く飛んだ翌年は、花粉飛散数が少なくなる傾向がみられます。
昨年のことを覚えておられますでしょうか?
昨年の6月は、全国的に梅雨が異常に短く、その分、日照時間がかなり長くなりました。
また、夏は高温を記録しています。
このような気象条件を反映して、中国地方では花粉の飛散傾向がやや多い予想となっています。
ちなみに、
関東や東海地方は場所によっては、昨年の3倍近くに達するところもあるそうです。
花粉飛散日とは、
「1cm2あたり1個以上の花粉が飛散した日が2日以上続いた時の最初の日」
と明確な定義があります。
つまり、1月からすでに少量のスギ花粉は飛散していることもあり、
敏感な方はすでに症状を発症している方もおられます。
ほおっておくと、重症化や慢性化することもありますので、
症状が出始めたら、早めの受診をおススメします。
院長まつやま

2023-01-04 18:29:34
医療のトピック