ドライアイは世界でもっとも患者数の多い眼疾患といわれています。
また、高齢者になるほどドライアイの有病率が高くなることが知られています。
実際に、日本での調査では、高齢者の7割以上がドライアイと診断されています。
また、最近はパソコンを使って仕事をする人が多いため、
いわゆるVDT症候群に伴うドライアイも問題となってきています。
ある調査では、VDT作業者のドライアイかその疑いの人は、
男性で6割以上、女性で7割5分以上にものぼるそうです。
さらに、最近ではスマホ依存が問題となってきていますが、
高校生を対象としたドライアイ有病率に関する調査では、
男子で4%強、女子で8%も存在しており、
若者でもドライアイが増加してきています。
ドライアイは単に目の違和感だけにとどまらず、
重症になると、仕事の欠勤などの労働生産性の低下につながります。
ドライアイによる社会的損失を計算した報告によると、
なんと1人で年間60万円以上の損失になると試算されています。
目に違和感がある方や疲れやすい方は、一度、ドライアイのチェックをされてみてください。
院長まつやま

2023-07-04 17:12:06
医療のトピック