アレルギー検査で「陰性」と言われて安心していませんか?
実は、それだけではアレルギーが“ない”とは言いきれません。
保険診療のアレルギー検査は、IgE抗体が関与する即時型アレルギーを調べるものです。
でも、アレルギーには他にもIgEを介さないタイプ(遅延型など)があります。
例えば、 検査に出てこないアレルギーの例としては、
• 金属アレルギーや接触皮膚炎
• 食物依存性運動誘発アナフィラキシー
• 食品添加物や香辛料による反応
• 好酸球性胃腸炎 など
があります。
アレルギーの診断は症状と経過が最も大切です。
「検査は陰性だけど、食べると毎回具合が悪くなる」など、
それも立派なアレルギーの可能性があります。
アレルギー検査は万能ではありません。
“陰性=安全”ではなく、“症状がすべて”です。
気になる症状がある場合は、検査結果に関係なくご相談ください
院長まつやま

2025-05-14 20:10:52
医療のトピック