春になると気になる「花粉の飛散量」。
実はその多さは、前年の夏の天気でほぼ決まるって知っていましたか?
その鍵を握るのは「花芽」です。
スギやヒノキは、前年の夏に花芽(花粉のもと)を作ります。
つまり、夏が暑くて晴れが多く、雨が少ないほど、花芽がよく育ち、翌年の春にたくさんの花粉が飛ぶのです。
花粉が多くなる条件は
• 前年夏の高温
• 日照時間が長い
• 少雨・乾燥している
・・・です。
この3つがそろうと、翌年は“花粉の当たり年”になります。
この仕組みを知っておくと、秋のうちから翌春の花粉量を予測できます。
その結果、初期治療(早めの内服や点鼻)をいつ始めるかの目安になります。
花粉症対策は予測情報を活かして“早めに”始めましょう
院長まつやま

2025-05-14 20:20:30
医療のトピック