強度近視が引き起こす合併症は?
「近視が強いだけだから」と安心してはいけません。
実は、強度近視は“目の病気の温床”でもあるのです。
例えば強度近視では、
網膜剥離、黄斑変性、緑内障の合併症が起こりやすいことがよく知られています。
一番下の図にそれぞれの病気の発症リスクについて添付しています。
強度近視の定義
指標 |
基準値 |
屈折値 |
−6.0D以上 |
眼軸長 |
26.5mm以上(平均は23.5〜24mm) |
眼軸長が27.5㎜を超えると、病的近視のリスクが急増します。
30mm以上では網膜変性・新生血管黄斑症・失明のリスクが顕著にあがり、
黄斑部の視機能低下につながります。
現在はこの眼軸長を直接治療することまではできないので、
強度近視の方は症状が増悪する前に、
定期的に
眼底検査を行うことが大切です。
院長まつやま
2025-06-22 13:14:42
医療のトピック