まつやま眼科

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甲状腺眼症③視力低下や失明もある?

甲状腺眼症③視力低下や失明もある?

甲状腺眼症でも、視力が低下したり、まれに失明することもあります

しかし、これは「放置した場合」や「重症例」での話であり、
早期診断・治療によって予防可能です

視力が低下する原因

甲状腺眼症によって視力が落ちる主な原因は以下の3つです。

  1. 視神経の圧迫(視神経障害)

    • 眼の奥で腫れた筋肉や組織視神経を圧迫すると、視力が急に低下することがあります。

    • 「視神経症」と呼ばれ、最も重篤な合併症の一つです。

  2. 角膜障害(角膜びらん・潰瘍)

    • 眼球が飛び出し、まぶたが閉じきらない状態(兎眼)になると、
      角膜が乾いて傷つきます

      また、単純にドライアイも方も多くなります。

    • 角膜潰瘍から感染、瘢痕化して視力低下するケースもあります。

  3. 複視による見えづらさ(眼球運動障害)

    • 視力そのものは正常でも、物が二重に見える(複視)ことで
      「見えにくさ」を強く感じるようになります。

失明のリスクは?

  • 視神経長期間圧迫されたまま放置された場合

  • 角膜潰瘍重度化し穿孔や感染が起きた場合

  • 適切な治療が行われず、炎症慢性化・線維化し、
    眼球運動障害とともに視機能が落ちる場合

早期発見で守れます

  • ステロイド治療放射線治療眼窩減圧術などの介入により、

    • 圧迫を解除

    • 角膜を保護

    • 複視を矯正することができます。

  • 特に、視力が急に落ちた場合は緊急対応が必要です。
    眼科受診を1日でも遅らせないでください。

    また眼科外来ですぐにでもできる治療として、
    ステロイドの眼窩内注射があります。

まとめ

  • 視力低下や失明は、甲状腺眼症起こりうる重大な合併症です。

  • しかし、早期の診断・治療により多くは回避可能です。

  • 「見えにくい」「二重に見える」「まぶたが閉じづらい」などの異変があれば、
    すぐに専門の眼科を受診してください。

    院長まつやま

    (まつやま眼科)

2025-07-09 08:38:18

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