まつやま眼科

まつやま眼科 広島市,南区,段原,日帰り手術,白内障手術,緑内障,コンタクトレンズ

〒732-0818 広島県広島市南区段原日出1-15-13
段原スクエア2F
TEL 082-510-5533
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診療案内

<目の病気の診断について>

当院は、前眼部から眼底まで、ほとんどすべての眼疾患を診断するための
医療機器を備えています。
また当院の1階の山田外科内科にはMRICTも完備してあるため、
神経眼科疾患(視神経炎や神経障害による眼球運動障害のスクリーニング)や
眼窩内のスクリーニング(眼窩内腫瘍・炎症性病変、外眼筋病変、甲状腺眼症など)も、診断することが可能です。

 

<コンタクトレンズについて>

コンタクトレンズについては、インターネットドラッグストアでの安易な販売に伴う目のトラブル増加が報告されています。
これらのトラブルを受けて、厚生労働省消費者庁はコンタクトレンズの処方・販売に対して、推奨・勧告をだしています。
これに伴い、当院でのコンタクトレンズの処方・販売の対応も、次のように改善させていただきます。
  • コンタクトレンズの処方箋のみの発行は中止いたします。
  • それぞれの方の目に対して、専門スタッフにより最適なコンタクトレンズをご提案します。
  • 目の健康を維持するため、定期的に診察をお勧めいたします。
  • 一部、コンタクトレンズの価格を変更しております。
なお、コンタクトレンズの交換保証3か月間とし、未開封のもののみとさせていただきます。

値段等の詳細は下記のコンタクトレンズ詳細欄をご覧ください。

 
<手術について>

手術に関しては、すべての手術を日帰りで行うことを目標としています。
白内障手術眼瞼手術はもとより、
従来から1~2週間の入院を必要としていた硝子体手術緑内障手術も、
当院では豊富な経験をもとに日帰りで手術を行っています。

ただし、
全身麻酔を要するものや、小学生低学年以下の目の手術、角膜のレーザー治療
(レーシックやフェムトセカンドレーザー)、角膜移植、涙道の手術は
当院では行っておりません
ので、疾患に適した施設を紹介させていただきます。


 
<目の注射の治療について>

抗VEGF抗体の硝子体注射アイリーア、ルセンティス、ベオビュ、バビースモ、ラニビズマブは、初診当日の注射が可能です。
加齢黄斑変性症、近視性黄斑変性症、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、
糖尿病網膜症にともなう黄斑浮腫


ケナコルトのテノン嚢下注射も初診当日の注射が可能です。
(ぶどう膜炎、眼窩内の炎症性疾患、甲状腺眼症)

眼瞼けいれんや顔面けいれんに対するボツリヌス注射も、
初診当日の治療が可能です。

 

<代表的な眼疾患について>

以下に当院で治療を行っている代表的な眼疾患について、症状と治療を簡単に説明しておりますので、参考にして頂けると幸いです。

下記の疾患については病態と治療法を紹介しています。


コンタクトレンズ・白内障・緑内障・網膜静脈閉塞症・網膜剥離・
加齢黄斑変性症・黄斑上膜・黄斑前膜・黄斑円孔・網膜分層円孔・
麦粒腫・霰粒腫・眼瞼内反症・眼瞼下垂・
眼瞼けいれん・顔面けいれん・甲状腺眼症・バセドウ眼症

コンタクトレンズについて



 

<令和6年6/1からの価格>

 
 










 

 

 

白内障(はくないしょう)

白内障の症状は以下のものが主です。

  • 目がぼやける
  • もやがかかったように見える
  • 光がまぶしい
  • ピントがあいにくい
水晶体はカメラのレンズに相当する部分であり、本来は透明な組織です。そのレンズが、加齢変化や病気で混濁してくると、視力低下をはじめ、上記の症状がでてきます。

白内障による混濁は手術でしか治すことができません。白内障の濁りは通常5段階に分けられますが、おおよそ2段階~3段階目になると、上記の症状が増悪するため、白内障手術をお勧めしています。

当院では日帰りで手術を行っています。手術は局所麻酔で行い、通常5~6分程度で終わります。


当院は白内障手術の経験も豊富なので、難しいタイプの白内障手術瞳孔が小さいもの、進行した白内障、緑内障を合併したもの、炎症を合併したもの、前立腺肥大の内服をしている方など)やレーシック後の白内障手術眼内レンズの2次挿入(以前、白内障手術を受けたものの、眼内レンズが入っていない方)、白内障術後の様々な合併症等のご相談もお受けします。


白内障手術による合併症は、一般の統計では1~2%に起こるとされています。主な合併症は破嚢(水晶体の濁りのカスが眼底に落ちてしまう合併症)で、適切な治療をしなければ続発緑内障視力低下の原因となります。
また重症の合併症としては、眼内炎(術後の目の中のばい菌感染)があります。約2000例に1例の割合で発症し、菌の種類や治療のタイミングによっては失明することがありますので、硝子体手術という難しい再手術が必要となります。
当院では万が一、このような合併症が起こった場合でも、当日に追加処置や硝子体手術が可能です

白内障手術を受けられる場合は、このように、万が一の合併症のこともしっかりと検討して受けることをお勧めします。

通常の眼内レンズを用いた白内障手術は、
国民健康保険の適応となり、
3割負担の方で片眼約42,000円
2割負担の方で片眼約28,000円
1割負担の方で片眼約14,000円、
となります。


また、当院では遠近ともに焦点を合わすことが可能な「多焦点眼内レンズを用いた白内障手術」も、積極的に行っております。

2020年4月1日から、「多焦点眼内レンズを用いた白内障手術」は、厚生労働省の定める選定療養の対象となり、手術費用の一部が保険適応となりました
つまり、眼内レンズ代自己負担手術代健康保険の適応となり、これまでに比べ、患者様の自己負担額が少なくなっています

術後の見え方のご要望に応じて、様々なタイプの多焦点眼内レンズをご用意しております。
多焦点眼内レンズのタイプも、
2焦点タイプ、焦点深度拡張型(遠方から手前60cmまでまんべなく見えるタイプ)3焦点タイプのものまで幅広くご用意しており、
眼内レンズの自己負担額は、それぞれのタイプと乱視の有無により、11万円~35万円となります。


詳しくは医師にご相談ください。

多焦点眼内レンズの詳しい情報は以下のサイトで確認ことが可能です(クリックしてください)。

JSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)多焦点眼内レンズ情報 (jscrs-multifocal.org)

水晶体が白く混濁してしまうと、手術でしか治療することができません。

当院での白内障手術の流れをご覧いただけます。通常は5~6分程度で終了し、特に痛みはありません。


 

 


 

 

 

<多焦点眼内レンズについて>


多焦点眼内レンズのついては、それを専門とする日本白内障屈折矯正手術学会が患者さま用に最新の情報を配信しております。
多焦点眼内レンズを検討している、あるいは迷っている方の参考になればと思いますので、参考にして頂けると幸いです。













 

緑内障(りょくないしょう)

緑内障とは、眼圧により視神経が障害され、視野や視力に異常をきたす疾患です。
初期にはほとんど自覚症状がありませんが、40歳以上の20人に1人が緑内障であり、約半数は未治療といわれています。
        
緑内障には閉塞(へいそく)隅角タイプと開放(かいほう)隅角タイプの2種類があります。

頻度は少ないものの、閉塞(へいそく)隅角タイプの緑内障は急激に発症し、一晩で失明する可能性があるため、予防的なレーザー治療や白内障手術を必要とします。
発症しやすい目は診察にて発症前に診断することが可能です。

緑内障の90%は開放(かいほう)隅角タイプの緑内障です。日本で約300万人が罹患しており、自覚症状が出るときにはすでに発症中期になっているといわれています。
現在は特殊な眼底撮影により、かなり早期より診断が可能です。またご親族に緑内障にかかった方がいる方の場合は発症しやすいことが知られていますので、早めの検診・診察をお勧めします。


治療は、まずは点眼により眼圧を下げていきます
現在は30種類以上の緑内障点眼があるので、
1~3種類の点眼をくみあわせて治療を行います。

点眼治療で十分に眼圧が下がらない場合は、
手術を行います。
手術は主に2種類の手術があります。

ひとつは、目の中の房水の流れを改善するために、線維柱帯を切除する手術で、通常は白内障手術と同時に行います。
白内障手術の時間+2分程度で終了します。

もうひとつは、眼内の房水を眼外に逃がすためにバイパスを作成する手術です。
白内障手術と同時に行っても、局所麻酔で20~30分程度となります。

当院は緑内障手術の実績も豊富ですので、手術の適応や手術法の選択等のご相談もお受けします。
また緑内障手術も日帰りで手術を行っております。


眼圧が上がると眼底の視神経が圧迫され、視神経にダメージをきたします。

 

視神経のダメージの程度により、視野に障害をきたします。

 

網膜静脈閉塞症(もうまく じょうみゃく へいそくしょう)

眼底の網膜の血管(静脈)がつまることにより、視力や視野が障害される病気を網膜静脈閉塞症といいます。
高血圧高脂血症糖尿病などの生活習慣病の方に起こりやすいことが知られています。


部分的に眼底の血管が閉塞する場合は分枝閉塞症といわれ、約50人1人が発症します。
網膜の中心部(黄斑)まで症状が進行している場合には視力低下を伴うため、
視力を向上させるための眼内注射を行います(ルセンティス・アイリーヤ・アバスチン
閉塞部が広く、将来的に再出血難治性緑内障に進行する可能性がある場合は、閉塞部にレーザー治療を行います。

眼底の血管が全体的につまっている場合は中心静脈閉塞症といわれ、約150人1人が発症します。
治療は、ほとんどの症例が黄斑にも病変が及ぶため、眼内注射を必要とします(ルセンティス・アイリーヤ・アバスチン)。
また黄斑病変が再発する場合には注射を繰り返す必要があります。
眼底出血が高度な場合には、難治性緑内障への進行を予防するため、眼底全周にレーザー治療が必要です。

どちらも、出血が硝子体にまで広がっている症例や黄斑病変を繰り返す症例には、硝子体手術を行うことが有効な場合もあります。
白内障手術と同時に行っても、局所麻酔で30~40分程度の手術で、当院では日帰りで、眼内視鏡を用いて手術を行います


網膜静脈分枝閉塞
静脈の一部がつまってしまい、眼底に出血をきたします
 

 網膜中心静脈閉塞症
静脈の根本がつまってしまうことで、網膜全体に出血をきたします

 

網膜剥離(もうまくはくり)

 

眼底には網膜といわれる厚さ1㎜程度の神経の膜があり、ヒトはこの網膜でものを見ています。
網膜剥離は、この薄い網膜が眼底からはがれてくる病気で、約1万人に1人が発症します。

もともと眼内には、「硝子体」といわれるゼリーがつまっていますが、
この硝子体は加齢と共に、必ずしぼんできます。
この時、網膜にくっついていた硝子体が、網膜を引きちぎることで、網膜剥離を発症してしまいます。

同時に、あたかも虫が飛んでいるようにみえる飛蚊症や、周辺部に光が走って見える光視症を伴うことが多いので、そのような症状が現れた場合には検診が必要です。


網膜剥離の一歩手前である網膜裂孔の段階であれば、レーザー治療のみで外来での治療が可能です。症状が進行し、網膜剥離にまで至ってしまうと、手術が必要となります。

手術は、ほとんどの症例で硝子体手術となります(若年の症例では、一部、別の手術法で行います)。
白内障手術と同時に行った場合、局所麻酔で30分~1時間かかります


当院ではこのような手術も日帰りで行っております。
また、当院での硝子体手術は全例で眼内視鏡を使用しています
網膜剥離の復位率(成功率)は約90%と言われていますが、内視鏡の使用により網膜剥離の再発が少ないことが報告されています。

眼内の硝子体がしぼむ過程で、網膜に穴が開き(網膜裂孔)、その穴に眼内の水がまわりこむと網膜がはがれ、網膜剥離となります

<硝子体手術>

 

加齢黄斑変性症(かれい おうはん へんせいしょう)

網膜の中心部を黄斑といいますが、加齢黄斑変性症とは、この黄斑に新生血管が生えてくるために、物がゆがんで見えたり、視力が低下する悪性の病気です。
新生血管から出血すると大幅に視力低下をきたし、アメリカヨーロッパではこの病気での失明率が最も高いといわれています。


頻度は少ないものの萎縮型といわれるタイプには特効薬はなく、ルテインや亜鉛、ビタミンなどが含まれるサプリメントでの予防治療が主となります。

急激に失明につながるタイプは滲出型ですが、抗VEGF抗体の眼内注射による治療が必要です(ルセンティス・アイリーヤ・ベオビュ・アバスチン硝子体内注射
多くの方は複数回の注射が必要ですが、加齢黄斑変性症の種類や重症度によって回数は異なります。

また眼内注射の効果が少ない方には、特殊なレーザー治療を行うことがありますPDT治療)。
この場合は広島大学病院県立広島病院に紹介させていただきます。

さらに、高度の出血をきたした症例では、失明予防のために硝子体手術を行うこともあります。


当院では、当日に抗VEGF抗体の眼内注射を行うことができるため、治療のタイミングを逃すことがありません

加齢黄斑変性症は、まずはゆがんで見える症状で発症します。出血をきたすと一気に視力低下が進行します。


       
    <抗VEGF抗体の眼内注射>

 

黄斑上膜(おうはんじょうまく)、黄斑円孔(おうはんえんこう)

 



網膜の中心部を黄斑といいますが、この黄斑は、ものを見るのに最も大事なところです。
黄斑は、眼底でも病気が多いことが知られています。

黄斑の上に薄い膜がはってくるために、ものが歪んで見えたり歪視症)、視力が低下する病気が黄斑上膜黄斑前膜です。
また、黄斑に穴が開いてしまい、ものが歪んで見えたり視力が低下したり見たいところだけ見えなくなる病気を黄斑円孔(穴が浅いものは網膜分層円孔)といいます。


これらの病気は失明にいたる危険性は少ないため、緊急性はありません。
しかしながら、そのまま放置すれば視力低下や歪視症が固定するため、
ある程度進行すれば手術が必要となります。

手術は硝子体手術となります。
白内障手術と同時に行った場合は、局所麻酔で30分~40分かかります
また黄斑円孔の手術の場合は、術後に眼内に特殊なガスをいれたまま手術を終了しますので、術後2週間は自宅安静が必要となります。


当院ではこのような手術も日帰りで行っております。
院長まつやまは硝子体手術にも豊富な実績があります。
また当院での硝子体手術は全例で眼内視鏡を使用しています
内視鏡の使用により、従来よりも術後合併症が少ないことが報告されています。

 


 

 

まぶたの病気

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
「ものもらい」、「めぼ」、「めいぼ」、「めばちこ」などとも呼ばれます。
まぶたのばい菌感染で、膿がたまると、シコリや痛みの原因となります。
まずは、点眼や内服で消炎を図りますが、
膿が大きい場合は、切開して排膿を試みます


霰粒腫(さんりゅうしゅ)
一見、麦粒腫とよく似ていますが、
ずっとシコリだけ残っている場合や、
同じところに何度も再発する場合は、
この霰粒腫が疑われます。

涙に油分を分泌するためのマイボーム腺がつまり、その周囲に慢性に炎症をきたしたものであり、
シコリを押さえてもあまり痛くないのが特徴です。

まずは点眼や眼軟膏、内服で消炎を図り、シコリを小さくしていきます
気にならない程度に小さくなれば問題ありませんが、美容的に気になるほどシコリが残る場合には、
手術で摘出します。

手術は局所麻酔で5~15分程度かかり、1週間後に抜糸します。
皮膚から切開した場合であっても、最終的に切開部は重瞼に隠れて、ほぼ目立たなくなります。


眼瞼内反症(がんけん ないはんしょう)
赤ちゃんから小児に見られる下まぶた内反は、視力低下の原因になる場合は手術を必要とします。

通常は、12歳から15歳くらいまでは、年齢とともに内反が軽快してくるため、点眼で経過をみます。

もし視力に影響するほどの内反症が残る場合や、上眼瞼内反している場合、全身麻酔での手術が必要な場合は、大学病院広島日赤病院、広島市民病院等に紹介させていただきます。

また皮膚弛緩に伴う老人性眼瞼内反の場合は、根本的な治療法として、手術をお勧めしています。
手術は局所麻酔で5~6分程度です。


眼瞼下垂(がんけん かすい)
眼瞼下垂は、主に2種類の原因に分けることができます。
つまり、皮膚が落ちてきてまぶたが下がるタイプと、
皮膚の奥にある筋肉の機能が低下してくることによる眼瞼下垂です。

上まぶたの皮膚弛緩だけで、上まぶたの筋肉の機能が十分に保たれている場合には、
余った皮膚を切除するだけの手術(上眼瞼形成術)を選択します。
手術時間は、局所麻酔約15~20分です。

また、上まぶたの筋肉の機能自体が低下している場合には、
弱った筋肉の機能を回復させる手術を行います。

この場合は、上まぶたの筋肉を糸で縫い合わせて短縮する方法(ミュラー筋タッキング、約10分)と、
上まぶたの筋肉を短く切って、筋力を回復させる方法(挙筋短縮術、約30分)があります。

術後2~3日はまぶたが腫れ、皮膚側から行う手術では、1週間後に抜糸します。
 
いづれの眼瞼疾患も日帰り手術で行えます
詳しくは医師にご相談くださいませ。

 

 

まぶたのけいれん

眼瞼(がんけん)けいれん
両眼まぶたがピクピクけいれんをおこす病気です。
重症化すると、自分でまぶたを開けておくこと(自発開瞼)が困難となり、
運転や歩行すら難しくなってきます。
初期はしょぼしょぼした感じの症状が前面にでるため、
ドライアイ誤診されていることも多くあります。

治療は、ボツリヌス治療専用の薬剤(ボトックス)をまぶたの周囲に注射します。
効果は3か月から6か月持続しますが、再発時には、また注射が必要となります。

顔面(がんめん)けいれん
片方まぶたと同側のがピクピクとけいれんをおこし、口角のひきつれを起こします
顔面神経の刺激が原因ですが、顔面神経そのものに異常がなければ、
ボツリヌス治療専用の薬剤注射(ボトックス)による治療を行います。
まぶたの周囲と頬部、さらに人にっては、口の周囲にボトックスを注射します。
効果は3か月から6か月持続しますが、再発時にはまた注射が必要となります。


 

 

甲状腺眼症(バセドウ眼症)

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺とは、首の前面にあるホルモン分泌器官であり、
遺伝やストレス喫煙などにより甲状腺ホルモンの分泌が亢進すると、
いわゆるバセドウ病になります。

進行すると、眼球突出頻脈、首が腫れる、などの症状を発症し、
生活に支障をきたすため、治療を必要とします。
逆に甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気を橋本病といい、
眼科的に同様の症状をきたすことがあります。


眼科での治療
目の症状としては、まぶたや眼球後部の炎症がメインであり、
それに伴い、まぶたの腫れ、眼球突出、充血、ダブって見える、視力低下、
黒目(角膜)の異常、視神経の異常などの症状が発症します。

もともとの病態が眼球後部の炎症なので、
まずはMRIやCTにて、眼球後部の炎症の状態を把握することが大事です。
当院1階の山田内科外科にて、MRIやCTも施行可能です
炎症の状態や目の症状の進行具合から甲状腺眼症の進行度を把握し、
それをもとに、適切な治療のご提案をいたします。


すぐに外来で行える治療は、ケナコルト(ステロイド)のテノン嚢下注射です。
より重症な症例には、ステロイドのパルス療法放射線治療が必要となりますが、
この場合は、広島大学病院県立広島病院への紹介が必要となります。


当院長は、甲状腺眼症の治療では日本で最も有名なオリンピア眼科病院(東京)
での臨床経験がありますので、甲状腺眼症でお困りの方はご相談いただけると幸いです。