「ものもらい」の治療は、その種類(麦粒腫 or 霰粒腫)によって大きく異なります。
正しく見極めて、それぞれに合った治療を行うことが大切です。
1.麦粒腫(ばくりゅうしゅ)— 細菌感染による急性のものもらい
治療の基本:
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抗菌薬の点眼・眼軟膏
細菌を殺して炎症を抑えるための第一選択。
黄色ブドウ球菌に対して効果がある抗菌薬を使います。
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内服抗菌薬(必要に応じて)
腫れが強い、再発を繰り返す、全身症状がある場合などに処方されることがあります。
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切開(うみがたまって破れそうな時)
自然に破けそうな膿を、清潔に排膿します。
痛みの軽減と治癒を早めるために必要になることもあります。
2.霰粒腫(さんりゅうしゅ)— 脂の詰まりによる慢性のものもらい
治療の基本:
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温罨法(あたため)
脂を溶かして排出を促すため、最も大切な初期治療です。
1日2〜3回、蒸しタオルで5〜10分温めます。
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ステロイド点眼・眼軟膏
炎症が強い場合に処方されます。
細菌を狙う抗生物質ではなく、炎症を抑える薬が中心になります。
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ステロイド注射(眼瞼への局所注射)
しこりが残って目立つ場合に、ケナコルト注射で炎症を抑えることがあります。
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手術(切開摘出)
しこりが残る、見た目が気になる、繰り返す、炎症を繰り返す場合に、
局所麻酔下で切除します。
避けていただきたいこと
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市販の目薬では効果が緩めであることが多く、症状をこじらせることも多々あります。
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腫れている患部を無理に押し出すのはやめてください。
痛いだけでなく、感染が広がったり、瘢痕が残ることがあります。
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繰り返す場合はまぶたの洗浄習慣やマイボーム腺機能不全の評価も必要となります。
まとめ
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麦粒腫(急性・感染性)は、抗菌薬+温罨法が基本です。
強い腫れには切開も検討します。
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霰粒腫(慢性・非感染性)は、温め+ステロイドで改善を目指します。
治らない場合はステロイド注射や手術も選択肢となります。
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見分けが難しいケースや、治りにくい・繰り返す場合は、
眼科専門医の診察が推奨されます。
院長まつやま
(まつやま眼科)
2025-07-11 08:35:34
医療のトピック