「白内障、そろそろ手術?」
そのタイミング、迷っていませんか?
「まだ見えてるから大丈夫…」
「もっと進んでからの方が手術はうまくいくのでは…?」
「でも、最近まぶしさが強くて、夜の運転がつらい…」
白内障と診断されたものの、
「手術の時期」について悩む患者さんは非常に多くおられます。。
かつては「ある程度進行してからの手術」が一般的でしたが、
いまは“生活に支障が出たら”がひとつの目安です。
このブログでは、白内障手術を受けるタイミングについて、
患者さんから実際によくご質問いただく10の疑問に答えるかたちで、
わかりやすく解説していきます。
1. 「白内障って、進行してから手術した方がいいの?」
いいえ。昔は「熟してから手術」が主流でしたが、
今は“日常生活に支障が出た時点”が適切なタイミングとされています。
進行しすぎると手術の合併症リスクが上がります。
2. 「まだ視力が1.0あるけど、手術すべき?」
視力検査で「1.0」でも、まぶしさ・夜間の見えづらさ・かすみ目など、
質的な視覚障害があるなら手術適応になる場合があります。
3. 「仕事があるけど、どのくらいで復帰できるの?」
通常、術後1~2日で視力はかなり回復します。
事務仕事なら早期復帰も可能です。
ただし、埃の多い作業・重労働・水仕事は1~2週間控えましょう。
4. 「片目だけ手術したらバランスが悪くならない?」
特に強度近視や老眼鏡を使っていた方は、
左右差(不同視)で見づらくなることがあります。
その場合は、1〜2週間後に反対眼も手術することを検討します。
5. 「高齢でも手術は安全なの?」
年齢だけを理由に手術を見送る必要はありません。
90歳以上でも安全に手術できるケースは多く、全身状態と本人の生活ニーズで判断します。
6. 「視力が0.7でも運転に支障がある。これって手術の目安?」
はい。
「運転が不安」「標識がにじむ」など、見えにくさが生活の安全に関わる場合は、
視力の数字にかかわらず手術が考慮されます。
7. 「他の病気があっても手術はできるの?」
多くの場合、糖尿病・高血圧・心疾患があっても手術可能です。
全身管理が必要な場合は内科主治医と連携して安全に実施します。
8. 「視力が悪いのは老眼のせいでは?」
老眼は近くが見えにくいだけです。
日中のまぶしさや夕方以降の視力低下が目立つなら、白内障の可能性が高いです。
眼科での診断が重要です。
9. 「もう少し様子を見ても大丈夫?」
急激に悪化することはまれですが、中には急激に緑内障を発症する悪性のタイプもあります。。
手術を引き延ばすことで、本人の生活の質や安全に影響することもあるため、
眼科医と相談の上で判断をおススメします。
10. 「白内障手術をしても、また再発するの?」
白内障は水晶体を除去すれば再発しません。
ただし、数年後に「後発白内障」が起こることがあり、
その際はレーザーで簡単に治療できます。
院長まつやま
(まつやま眼科)
2025-07-23 13:40:31
医療のトピック