完璧主義だと緑内障治療がつらい?
はい、本当です。
完璧主義的な性格は、緑内障治療を“義務”として重く感じすぎてしまい、
精神的な負担を増やすことがあります。
緑内障は「正解のない治療」
緑内障は、他の疾患のように「薬を飲めば完治する」「手術で治る」といった“明確なゴール”が存在しない病気です。
そのため、「理想の結果」にこだわる完璧主義の方ほど、
日々の眼圧や視野の数値に一喜一憂しやすくなります。
なぜ完璧主義だとツライ?
1. 点眼を「1分のズレも許せない」と考えてしまう
→ たとえば「朝8時ぴったりに点眼できなかった」と過度に落ち込む。
2. 検査結果に過敏になりがち
→ 「視野が1ポイントでも悪くなってる!」と深く悩む。
3. 「少しの進行も自分のせい」と自責の念に
→ 治療を続けているにもかかわらず、「自分の管理が悪いからだ」と考えてしまう。
4. 医師に対しても「完全な答え」を求めすぎてしまう
→ 「将来どうなるのかハッキリ言ってほしい」という気持ちが、かえって不安を大きくすることもある。
エビデンス
まとめ
-
完璧主義=悪いことではありません
むしろ、治療への真剣さ・責任感の現れでもあります。
-
しかし、緑内障のような「コントロール型の慢性疾患」では、柔軟性を持つことも重要かとかんがえます。
-
“がんばりすぎずに、長く続ける”視点が、治療成功の鍵となります。
「1日3回、正確に点眼しなきゃ…」ではなく、
「3回できたら自分を褒めていい」という考え方に変えるだけで、治療はぐっと楽になります。
完璧じゃなくていい。“続ける力”こそが、最大の武器です。
院長まつやま
(まつやま眼科)

この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。
2025-07-31 08:28:41
医療のトピック