まつやま眼科

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網膜静脈閉塞症②分枝型が80%をしめる

網膜静脈閉塞症②分枝型が80%をしめる

【分枝型(BRVO)が約80%を占める】

網膜静脈閉塞症のうち、8割を占めるのが「分枝型」です。

網膜静脈閉塞症(RVO)には、大きく分けて2つのタイプがあります:

  • BRVO=分枝型

  • CRVO=中心型

このうち、分枝型(BRVO)は80%以上の割合を占めることが、
国内外の大規模疫学調査で明らかになっています。


BRVOの特徴

  • 網膜の静脈の“枝分かれ部分”で詰まる。

  • 特に「上耳側(上の外側)」で起こりやすい。

  • 病変範囲が限局的で、視力への影響はCRVOより軽いことが多い。

  • しかし、黄斑浮腫を伴うと視力が著しく低下する。


なぜBRVOが多い?

  • 網膜の動脈と静脈が交差するポイントで、動脈硬化により静脈が圧迫されやすいため。

  • 交差部位で「血流がよどみやすい構造的特徴」がある。


治療

  • 主に 抗VEGF薬の硝子体注射(アイリーアなど)

  • 黄斑浮腫がない場合は、経過観察だけで自然回復する例もある。

  • 増殖性変化や新生血管にはレーザー治療を併用することもある。


まとめ

項目 BRVO(分枝型) CRVO(中心型)
発症頻度  約80%  約20%
症状 視野の一部がかすむ・ゆがむ  急激な視力低下
予後 比較的良好なことが多い  悪化リスクが高い

“片目だけ視野の一部がぼやける”という訴えには、BRVOの可能性があります。
視力が保たれていても、黄斑浮腫の兆候があるかどうかを確認するために、必ず眼科で検査を受けましょう。

院長まつやま

(まつやま眼科)


この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2025-08-05 08:50:49

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