まつやま眼科

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CSC⑥OCTで診断

CSC⑥OCTで診断

OCTや蛍光眼底造影で診断

中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)の診断や経過観察には、OCT(光干渉断層計)蛍光眼底造影(FA)が欠かせません。
どちらも網膜・脈絡膜の状態を詳細に評価でき、治療方針や経過観察の判断材料になります。


OCT(光干渉断層計)でわかること

  • 網膜下液の存在と量

    • CSCでは、黄斑下に“ドーム状”の網膜剥離が観察される。

  • 網膜色素上皮(RPE)の障害

    • RPEの小さな欠損が確認できる。

  • 経過観察での有用性

    • 数週間ごとにOCTを繰り返すことで、網膜下液の増減を定量的に評価できる。

    • 自然軽快か、慢性化しているかを客観的に判断可能。


蛍光眼底造影(FA)でわかること

  • 漏出部位の特定

    • 造影剤がRPEを通過して網膜下へ染み出す様子が見られる。

    • 「点状漏」「煙突状に広がる」が典型像。

  • 鑑別診断

    • 加齢黄斑変性(AMD)やポリープ状脈絡膜血管症(PCV)など、類似疾患との鑑別に役立つ。


経過観察の流れ

  1. 初診時:視力検査+OCT+FAで診断。

  2. 発症〜3か月:OCTで1か月ごとに再評価。自然軽快傾向があれば経過観察。

  3. 3か月以降:網膜下液が残存する場合は「慢性CSC」と判断し、レーザーなどの治療を検討。

  4. 治療後:OCTで経過観察し、液体の消退と再発の有無を確認。


まとめ

  • OCTは「現在の状態と経過観察」に最適

  • FAは「診断と漏出部位の同定」に不可欠

  • 両検査を組み合わせることで、自然軽快か治療介入かを判断する最も確実な方法となります。


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-08-20 08:44:30

中心性漿液性網脈絡膜症