まつやま眼科

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CSC⑧PDTとは?

CSC⑧PDTとは?

光線力学療法(PDT)とは?

光線力学療法(PDT) は、中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)の治療に用いられる特殊なレーザー治療です。
自然軽快が見込めない「慢性CSC」や「再発を繰り返す症例」に対して有効で、視力予後の改善が期待できます。


手技の概要

  1. 光感受性物質を静脈注射

    • ベルテポルフィンが脈絡膜の異常血管に集積。

  2. 低エネルギーのレーザーを照射

    • 眼底の病変部位に特定波長のレーザーを照射することで、酸素ラジカルが発生。

    • 異常な血管透過性を抑制し、網膜下液の漏出を止める。

  3. 低照度または低用量PDT

    • CSCでは網膜に負担をかけすぎないよう、加齢黄斑変性(AMD)よりも弱い出力で行うのが一般的。


効果

  • 網膜下液の吸収率が高く、治療後1〜3か月で有意な改善が得られる。

  • 長期的にも再発率を有意に低下させる効果が示されている。

  • 自然軽快が見込めない「慢性CSC」に対する第一選択治療として国際的にも認められている。


安全性と副作用

  • 比較的安全性が高い治療とされる。

  • 副作用としては以下が知られる:

    • 一時的な視力低下

    • 治療部位の網膜萎縮

    • まれに脈絡膜新生血管の誘発

  • 適応外照射を避けるため、蛍光眼底造影やOCTで病変部を正確に同定してから治療することが重要。

  • 治療後はベルテポルフィンが体内に残るため、48時間程度は強い日光や紫外線を避ける必要がある


まとめ

PDTは、「自然軽快が期待できないCSC」に対して有効かつ比較的安全な治療です。
特に低用量・低照度のプロトコルが普及し、視力予後の改善と再発抑制に役立っています。


院長まつやま
(まつやま眼科)



この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。

2026-08-24 08:36:10

中心性漿液性網脈絡膜症