ドライアイ②
マイボーム腺とは?涙の「油」の役割
ドライアイというと、「涙の水分が足りない病気」というイメージがあるかもしれません。
しかし、涙を安定させるためには、まぶたから分泌される油分も重要です。
マイボーム腺は、まぶたの中にある油分を分泌する組織です。
この油分は涙の表面に広がり、涙の膜を安定させ、過剰な蒸発を抑える役割を担います。
分泌量や油分の性質に異常が生じる状態を「マイボーム腺機能不全」、略してMGDと呼びます。
ドライアイを引き起こす原因の一つです。
【どのように調べるのでしょうか?】
乾きやゴロゴロ感だけでは、MGDかどうかは判断できません。
眼科では、主に次の点を確認します。
- まぶたの縁や油の出口に異常がないか
- 油分が出にくくなっていないか、性質が変化していないか
- 涙の膜がどのくらい安定しているか
- 角膜や結膜の表面に傷がないか
必要に応じて、マイボーム腺の形を画像で調べる検査も行います。
検査の内容は、症状や診察所見によって異なります。
【治療は目薬だけでしょうか?】
MGDでは、状態に応じて、まぶたを温める「温罨法」や、まぶたの縁を清潔に保つケアを取り入れます。
炎症やドライアイを伴う場合は、薬による治療も組み合わせます。
ただし、ご自身でまぶたを強く押して油を絞り出すことは避けてください。
温め方や洗い方も、目の状態に合った方法を確認することが大切です。
目薬を使っても乾きが続く方は、涙の水分だけでなく、まぶたの油分についても相談してみましょう。
院長まつやま

この記事の執筆・監修 まつやま眼科院長 松山茂生
日本眼科学会認定 眼科専門医
・広島大学医学部 卒業
・広島大学眼科 入局
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。
2026-10-02 08:33:17
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