飛蚊症で見える黒い影って、本当に目の中にあるんですか?
はい、実際に目の中に浮かんでいる構造物の影が、
あなたの網膜に映って見えている現象です。
ただし、それは「ゴミ」ではなく、主に硝子体というゼリー状の組織の変化によるものです。
見えている黒い点”や糸くずの正体は?
• 正体は、硝子体(しょうしたい)という眼球内部の透明なゼリーが濁った部分や収縮した部分
• それが網膜(カメラで言えばフィルム)に影を落とすことで、視界に浮遊物があるように感じるのです。
たとえるなら、
「目の中に浮かんでいる透明なクラゲのようなものが、光をさえぎって影をつくっている」
だからこそ、実体は見えないのに、なにかが見えるという感覚になるのです
なぜ動くように見えるの?
• 硝子体はゼリー状なので、目を動かすと中の濁りもゆらゆらと動く。
• その動きが網膜に映り、「黒い点が追いかけてくるように見える」わけです。
飛蚊症は他人には見えません
• 飛蚊症で見える黒いものは、あなたの網膜に映る内部の影なので、外からは見えません。
• しかし時々、顕微鏡や眼底検査で、原因となる硝子体の濁りが見えることはあります。
飛蚊症の見えるものは、脳が感じている目の中の影。
それは幻覚でも錯覚でもなく、れっきとした生理現象です。
でも、見え方が急に変わったときは、ただの影ではなく、
網膜剥離や眼底出血の前触れの可能性もあります。
気になる変化があれば、迷わず眼科へご相談ください。
院長まつやま
まつやま眼科院長 松山茂生この記事の執筆・監修
・広島大学眼科 入局
・広島大学医学部 卒業
日本眼科学会認定 眼科専門医
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
2026-04-22 08:19:09
医療のトピック