飛蚊症って、失明することがあるんですか?
飛蚊症そのものでは失明しません。
ただし、飛蚊症の裏にある原因によっては、失明につながる重大な疾患が隠れていることがあります。
まず、「生理的飛蚊症」は心配ありません。
• 年齢や近視などに伴う加齢性や自然な変化による飛蚊症(=生理的飛蚊症)は、
視力を失うことはなく、治療も不要です。
• 目の中のゼリー(硝子体)が少し濁るだけで、視力の中心は保たれます。
ただし、次のようなケースでは要注意
1. 突然、飛蚊症の数が急増した
2. 光がピカピカ見える(光視症)
3. 視野が欠けてきた・黒いカーテンのような影がかかる
これらは、以下のような重篤な網膜疾患のサインかもしれません。
• 網膜裂孔(網膜に小さな穴)
• 網膜剥離(網膜がはがれてくる)
• 硝子体出血(目の中に出血)
これらは、放置すると、失明につながる可能性があります。
どうすれば失明を防げるの?
• 見え方に変化があったら、すぐ眼科で検査を!
• 散瞳(さんどう)検査や眼底の周辺部まで観察できる眼底カメラで、網膜や硝子体の状態をしっかり確認
• 異常があれば早期のレーザー治療や手術で視力を守ることが可能
つまり一言でまとめると、
生理的飛蚊症(加齢など)はほぼ問題なしで、経過観察でOK。
病的飛蚊症(網膜裂孔・出血)は失明の可能性があり、早期発見・早期治療が必須です。
飛蚊症=すべて安全、ではありません。
“変わった”“増えた”“光が見える”と感じたら、それは目からの警告信号かもしれません。
「飛蚊症=無害」ではなく、「飛蚊症=見逃さない」ことが大切です。
不安を感じたら、迷わず眼科でチェックしましょう。
院長まつやま
まつやま眼科院長 松山茂生この記事の執筆・監修
・広島大学眼科 入局
・広島大学医学部 卒業
日本眼科学会認定 眼科専門医
・県立広島病院、安佐市民病院、広島赤十字・原爆病院、北九州総合病院、尾道総合病院、冨士本眼科、城西ヶ丘眼科勤務を経て、
広島市南区段原にて『まつやま眼科』を開院
白内障手術、網膜硝子体手術、緑内障手術などの日帰り手術を中心に、地域のかかりつけ眼科として診療を行っています。
2026-04-27 08:22:11
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