加齢黄斑変性症は治療したら視力は元に戻る?
加齢黄斑変性は、早期治療によって、
“進行を止めたり、視力を改善できる可能性”があります。
しかし、これは病変が黄斑をどれだけ浸食しているかによって、運・不運があります。
加齢黄斑変性症の治療は、
「守る治療」と「これ以上悪くさせない治療」が中心です。
なぜ元通りにはならないのか?
• 黄斑(視力の中心)が一度ダメージを受けると、視細胞が完全には再生しません。
• 治療は出血やむくみを抑えることが目的であり、
すでに傷んだ網膜を元に戻すわけではありません。
(網膜の細胞は皮膚の細胞のようにうまく分裂して再生してくれません。)
どれくらい改善する?
• 抗VEGF薬による治療を早期に開始すれば、視力が改善するケースも少なくありません
• ただし、治療が遅れるほど視力の回復は難しくなります
• 見え方の回復には数週間~数か月かかることもあります
実際の見え方はどう変わる?
• 「ゆがみが軽くなった」
• 「読書やテレビが見やすくなった」
• 「まぶしさが減って、見やすくなった」
といった実用視力の改善を実感する方が多くおられます。
加齢黄斑変性は“治る”病気ではありませんが、“悪化を防ぐ”ことができます。
視力を守るカギは、早期発見と継続的な治療です。
「まだ見えてるから大丈夫」と思わず、
違和感を感じたら早めにご相談ください。
院長まつやま

2025-06-11 08:44:18
医療のトピック